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風吹ジュン(70歳)、デジタルツールはお手の物「アップルウォッチこそ年配に必要」

 大人の女性として、俳優として、ますます魅力が増している風吹ジュンさん(70)。出演ドラマの、井浦新さんと柴田恭兵さんがW主演を務める、現役刑事と元刑事がぶつかりあうサスペンス『連続ドラマW 両刃の斧』が13日より放送・配信開始です。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます
風吹ジュンインタビュー1

風吹ジュンさん

 15年前に長女を何者かに殺され、次女も病で失い、退職後も独自に事件捜査を続ける元刑事・柴崎(柴田)の妻で、重い病を患い入院中の三輪子を演じた風吹さんに単独取材。ざっくばらんにお話いたいだいた内容を前、後編の2回に渡って送ります。  前編では「柴田さんが主演だから」出演を決めたと語る風吹さんに、柴田さんや井浦さん、共演の高岡早紀さんの印象を聞きました。すると、柴田さんとともに大好きな俳優として菅田将暉さんの名前も! また、風吹さんご自身について伺うと、デジタル派だとの一面が判明。さらに後編では、読者に向けてのメッセージをたっぷり語っていただきました。

柴田恭兵との夫婦役と聞いて出演を即決

柴田恭兵との夫婦役と聞いて出演を即決

『連続ドラマW 両刃の斧』より

――公式サイトに「慟哭のサスペンス」と紹介されていますが、サスペンスであり、とても苦しく切ない家族ドラマでもあります。 風吹ジュンさん(以下、風吹)「そうなんです。すごく苦しいお話だなと思いました。ただ、私は最初に柴田さん主演でその妻役とお聞きしたので、それだけで出演したいと思いました。実際には恭兵さんとの共演時間はほんのちょっとだったんですけど(笑)」 ――演じられた三輪子は、娘ふたりを失った辛い役です。 風吹「苦しかったですし、難しかったです。泣いてばかりの演技では見ている方に届かないでしょうし。森(義隆)監督からOKが出なかったら、いろんなバージョンをずっと重ねていたと思います。私の役は、物語の合間にすぽっすぽっと入ってくるので、どの温度でどう見えてくるのか、どう見えるのが正解なのか、最後まで難しかったです」

共演の井浦新、高岡早紀について

――共演者の印象を教えてください。柴崎の後輩で現役刑事の川澄を演じたW主演の井浦新さん、川澄の妻を演じた高岡早紀さんはどんな方でしたか? 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます
共演の井浦新、高岡早紀について

『連続ドラマW 両刃の斧』より

風吹「井浦さんは、私は役になった井浦さんとしかお会いしてないんです。プライベートは分かりませんけれど、とても謙虚で腰が低くて、繊細な方なのだと思います。ただこの現場では、役のためにぐ~っと低温で潜っているように集中されていたので、話しかけないようにしていました」 ――初回に登場する15年前の回想シーンは、柴崎家と川澄家で和気あいあいと団らんされていました。その際も井浦さんとはあまりお話されなかったのでしょうか。 風吹「そうですね。周りが賑やかでしたから。高岡早紀さんがいますし(笑)。高岡さんとは、15年後の私が病気で入院しているシーンでの共演が多くて、いつもお世話していただいてました。でも私は病人でいなきゃいけないのに、ギリギリまで笑わせてくるんですよ(笑)。本当に可愛らしい方です。でも演技に関してもね、きちんと『ここはどうなんでしょう』と疑問はそのままにしない姿勢で挑まれていて、素敵な方だと思いました」
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柴田恭兵と菅田将暉に共通する印象
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「連続ドラマW 両刃の斧」(全6話)はWOWOWにて11月13日(日)より放送開始、WOWOWオンデマンドにて配信。
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