●シュルンダー ミニマジパンシュトレン/ミニアップルシュトレン(奥) 各538円

シュルンダー ミニマジパンシュトレン(手前)、ミニアップルシュトレン(奥) 各538円
シュトーレン(シュトレン)は、ドイツやオランダで長く愛されているクリスマス菓子。
1センチほどにスライスしたものを、キリスト教のアドヴェント期間中(クリスマス前の約4週間)に、毎日少しずつ食べる習慣があります。
それではさっそく、スライスして食べてみましょう。

手前が定番、奥がアップル。見た目はあまり変わりません
1つの重量は200gで、長さは約20センチ程度。スライスすると20枚くらいに分けることができます。
粉糖がたっぷりかかっていて、ホワイトクリスマスのような気分にも浸れるかもしれません。正直なところレーズンが目立つおかげで両者に大きな違いは感じませんでした。
リンゴが好きであれば緑のアップル、柑橘ピールが好きであれば赤いほうを選ぶくらいの気楽さでOK。食べてみると、両方共にドライフルーツの甘さが効いていてクセのない風味。シュトーレンとしては生地がややふんわりしています。
洋酒や強めのスパイスは使われていないので、初めてシュトーレンを食べる人や子どもには試しやすいテイストです。その反面シュトーレンをいろいろ食べてきている、スパイスがしっかり効いた熟香感が好きな人にはややさっぱりしているかもしれません。
ちなみにシュトーレンは焼き上げてからも熟成が進むため、日がたつほどに味がなじみ、深い味わいになっていく性質がありますから、早めに購入して味わいの変化をゆっくり楽しんでいくのもオススメです。
ということで、結論としてはお値段以上のおいしさや満足度はしっかり味わえる確かな商品だと実感しました。気になる方はどうぞお早めに!
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>