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夫に浮気され…“夫婦交換パーティ”に行った主婦の結末が意外すぎ。そんな大逆転アリ?!|ドラマ『夫婦円満レシピ~交換しない?一晩だけ~』

セックスレス夫婦が主人公のドラマ『夫婦円満レシピ~交換しない?一晩だけ~』(テレビ東京系、水曜深夜0時30分~)。“夫婦交換”=スワッピングや、女性専用の性感エステについて描かれていることでも注目されています。 夫婦関係や不倫について著書多数で、スワッピングや女性向け風俗についての取材経験も豊富な亀山早苗さんが、話題のドラマを読み解きます(以下、亀山さんの寄稿)。 【前回記事】⇒結婚20周年で“夫婦交換”してみた妻の本音。「汚い、こんなの嫌」初めは思ったけれど… 【関連記事】⇒夫に土下座され…“夫婦交換”してみた夫婦。家族全員に「意外な変化」が起きた 【関連記事】⇒刺激を求め“グループSEX”してみたカップルの悲劇。破局…だけでは済まなかった

“夫婦交換”スワッピングは、ダンスみたいなもの

『夫婦円満レシピ~交換しない?一晩だけ~』の第9話は、志保(佐津川愛美)のママ友・安藤ちはる(柳ゆり菜)の物語の続きだった。智也(松本怜生)に恋したちはるは、智也が来るという夫婦交換の同士が集うナイトアクアリウムへ出かけていく。 ちはるは主宰者の窪塚と、智也は窪塚の妻・祥子と、お互いを見ながら刺激的なセックスをする。 「セックスは愛する人とするもの」という常識をぶっ飛ばす展開だ。祥子は「スワッピングはね、ダンスみたいなものなの」と言う。相性さえ合えば、いや、合わせることができれば、華麗で快適なダンスは踊れるものなのだ。 ちはるは智也を知るために、窪塚と関係をもつ。智也と同じ種類の人間であることを示すために。 ちはるは夫が浮気していることを知っている。だが、智也と人生を共にできるはずもないこともわかっている。だからこそ、智也を1週間300万円で買うのだ。「普通のデート」をしたことのない智也のために、そして「適当なデキ婚」をしてしまった自分の忘れ物を取りに行くために。 「年収が400万円を超えたから、扶養から抜ける」 ちはるは夫にそう宣言もする。自分と結婚生活を続けたいなら浮気はやめてほしい、そうでないなら子どもを連れて離婚する。ちはるは初めて、言いたいことを夫に言った。自分に経済力があれば、離婚もできると実感したのだろう。

忘れ物を取りに行ったら、今あるものの良さに気づいて

夕方までの限定ながら1週間、智也とデートを重ねたちはる。最後の夜、拘束時間が過ぎてから智也は初めて素を見せ、ちはるをホテルに誘う。ようやく思いが叶ったとき、ちはるはかつて夫が示してくれた愛情ある言動を思い出す。 そのころ、ちはるの夫の祐樹は、自分の浮気を妻が知っていることに気づいた。大事なものを失おうとしている現実に、彼は初めて目が覚める。 自分が「妻子を養っている」からこそ、上から目線になる男性は今も少なくない。女性活躍と言いながら、男女の賃金格差は縮まらない。もっと女性に経済力がつけば、あるいはシングルマザーになっても暮らしていける目処がたてば、離婚はもっと増えるだろうし、女性はさらに活躍できるようになるのかもしれない。そんな揺り戻しのあと、ようやく男女は同じ目線で語りあえるのではないだろうか。 ちはる自身がそうであったように、結婚生活が長くなると、単に時間を過ごしていくだけのように思いがちだが、実際には時間は積み重なっていくものだ。だが積み重なるものが多くになるにつれ、いちばん下にあるものが見えなくなっていく。ちはるは「適当に結婚しただけ」と感じていたが、思い起こせば祐樹との間には確たる愛情があった。それに気づけるかどうかで夫婦が再生できるかどうかが決まっていく。

浮気してみてわかったのは、まだ女としてイケるということ

智也という男のために自分の貯金を使い果たしてちはるが得たものは、夫への愛情だった。いい話というべきか皮肉な話と言うべきか。ちはるは夫しか知らなかったため、比較対象がなかった。 似たような経験をしたアズサさん(仮名・39歳)はこう言う。 「浮気してみてわかったのは、自分がまだ女としてイケるということでした」
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忙しい日々に、女であることなんて忘れていたのに…
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