実は、「エッグル」にはもうひとつ、ヨーグルトの可能性が隠されています。それは「水切り」。
水切りとは、ヨーグルトをペーパーなどで濾(こ)して、水分=ホエーを抜くことです。たとえば、100gのヨーグルトが70gに減るまで水分を抜くと、「30%水切り」になるわけです。

水切りしたヨーグルト。水切り度合いは、右から30%、50%、70%
卵の下の「エッグルソース」は、50%水切りしたプレーンヨーグルトにツナとアンチョビを加えたもの。卵の上にかかっているのは、水切りしていないプレーンヨーグルト。3層仕込みとは芸が細かいですね。
「ヨーグルトは、水切りで表情が変わるんです」と矢車店長。水切りするほど、酸味が減ってチーズのような濃厚な味になるそうです。
同店では「エッグル」以外に、3種類のスイーツメニューがあります。よくあるヨーグルトスイーツかと思いきや、それぞれ水切りの度合いが違うそうなんです。
「クレームダンジュ」が30%、「レアチーズケーキ」が50%、「ティラミス」が70%。
試しに「ティラミス」を食べてみると、たしかにチーズみたい。甘くて、コクがあって、あぁ幸せ……。

家で水切りをする方法も教わりました。
ザルにキッチンペーパーを敷き、水分を受ける器の上に置く→プレーンヨーグルトを入れて1~2時間放置するだけ。または、コーヒードリップと同じようにセットして、フィルターにヨーグルトを全部入れて濾す方法もあります。
置く時間によって、水切り度合が変わるので、使いたいお料理や好みに合わせて楽しんでみたいです。

「ヤイツァ ポ パナギョルスキ」の発音は、店長も噛んでしまうほど難しい!
「野菜のディップにしたり、肉のソースに使ったり、ヨーグルトは色々な使い方ができます。
和食での可能性も探っていきたいですね。たとえば、発酵食品×発酵食品ということで、みそ×ヨーグルト、漬物×ヨーグルトも合うと思います」
“食材としてのヨーグルト”という可能性が広がった1日でした。
<文/女子SPA!編集部 撮影/我妻慶一>