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「40代って推し活するには微妙な年代」イケメン追っかけ漫画家が明かす苦楽

イケメンに会えないストレスで爆買いも

――『イケメン』シリーズでは、竹内さんと編集M田さんの素の掛け合いの面白さも話題ですよね。 竹内「M田との話で忘れられないのは、14歳のイケメンが初めて開催したカレンダーお渡し会イベント。M田は仕事で来れなかったんですけど『あの子の初めてを逃した~~!』ってめちゃくちゃ後悔して崩れ落ちてて。あの姿は脳裏に焼き付いてます」 (『これからは、イケメンのことだけ考えて生きていく。』収録) ――個人的には連載中の『本当にあった笑える話』で読んだ、爆買いの回が凄いなと思いました(次巻に収録予定)。イケメンに会えないストレスを発散するがごとく、金額などもろともせず本能の赴くまま、欲する服を買い漁る姿は第三者視点では間違いなく壮観でしたよ。 竹内「あれも凄かった!10数万円買ってましたよね。正直『あ~、2ケタいったなぁ~』って思いながらも止める人が誰もいないから、互いに褒め合い続けて総金額爆上げしてました(笑)」
竹内佐千子「生きるために必要だから、イケメンに会いに行った。」ぶんか社

竹内佐千子「生きるために必要だから、イケメンに会いに行った。」ぶんか社

――一方的に暴露されまくっていますが、M田さんからの逆襲はありますか? M田「紅茶教室に行った回があるんですが、あの時の講師の人は絶対に竹内さんに好意を持ってたと今も思ってます!」 (『もう楽しいことしかしたくないから、イケメンに会いに行った。』』収録) 竹内「それ、ずっと言ってるけど絶対違うから(笑)。あ。もう一つ思い出深いのが、三浦春馬と佐藤健のツタヤでのイベント。真夏の朝、整理券を貰うため地下二階から最上階まで並ばされたんですが、すごい時間がかかってぜんぜん終わらなくて。M田が始業時間になっちゃって会社に電話して『ボードに外出って書いておいてください』って言ってましたね」 (『ブラブラ珍所~イケメンに会いたくて~』収録)

アラフォーの推し活「肉体の前に脳みそがもう限界」

――お話を聞いてると、本当にお二人はパワフルですよね。推しに対して努力を惜しまないというか。 竹内「いやー、アラフォーになってからはそういう努力も出来なくなってきたとヒシヒシ感じていますよ。年越しライブももう行けないし、最近M田も私も新しいイベントを知ろうとする元気もないです」 ――アラフォーになった二人にそんな変化が訪れていたのですか。 竹内「ヘトヘトです。肉体の前に脳みそがもう限界に達するんですよ。こっちを追えばあっちが追えない、みたいな感じ。現場に行く体力も情報を得る能力も、推しの曲を覚える記憶力もない。これ、たぶん全アラフォーの共感を呼ぶと思います」
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「40代って推し活するには微妙な年代」のワケは?
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