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文春の“宝塚トップスター陰湿いじめ報道”に疑問の声。元タカラジェンヌが語る、記事への違和感

「真風の同期はあの記事に首をかしげています」  というのは、元宝塚歌劇団関係者。「あの記事」とは『週刊文春』2023年1月19日号の「宝塚娘役を追い詰めたトップ<真風涼帆>の陰湿イジメ」というスクープだ。
宝塚大劇場

宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)

 記事を読んだ宝塚ファンのショックは大きく、SNSは「こんなひどい記事を書くなんて」「記事を書かれた本人たちが傷ついているはず」「事実と異なるのでは」などさまざまな声があがった。

「文春」が報じたトップスターのいじめ

 記事の概要は、劇団関係者や団員の証言として、2017年から宙(そら)組のトップスターである真風涼帆が、当時相手役だったトップ娘役・星風まどか(現花組トップ)に陰湿なイジメを行っていたというもの。  記事では「真風は感情の起伏が激しく、まるで“王様”のように振る舞う」「トップの真風がやめないため2番手、3番手がなかなかトップになれずに確執が生じている」「真風が『デブだからこの人(星風)はリフトできない』と大勢の前で言い放った」「真風の罵倒を星風が録音して劇団に訴えた」といったトップスターや組長によるいじめの内容が続く。

元タカラジェンヌも「報道はちょっと信じがたい」

宝塚歌劇団

宝塚歌劇団 宙組が2021年に上演、真風 涼帆、星風 まどかが共演した『アナスタシア』※画像はプレスリリースより

 ということはやはり記事は本当なのか。真風さんと個人的に親交のある元タカラジェンヌのBさんが「あくまで中立の立場として個人の意見をお話しします」と取材を引き受けてくれた。 「私はもうずっと真風さんと舞台をご一緒していないし、彼女の後輩でもないので、彼女が後輩にどう接しているかは知りません。なので、あくまでプライベートの真風さんの印象ということをご了承ください。私の知る真風さんはとても穏やかで、謙虚で、トップスターとは思えないくらい細やかな配慮ができる人です。優しくて素敵な人です。だから今回の記事を知って、驚きました。私の知っている人物像とはかけ離れています。この報道はちょっと信じがたいなと思いました
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年長者が後輩をサポートする宝塚イズム
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