同僚男子からバレンタインチョコをくれるよう頼まれた。その裏には意外な理由が…
今年もまたバレンタインデーがやってきますね。あなたは誰かにチョコレートを渡す予定はありますか?
今回は、そんなバレンタインがきっかけで恋が始まったという女性のエピソードをご紹介しましょう。

佐久間玲子さん(仮名・28歳・会社員)は、昨年2月の初めに仲の良い同僚のS悟さん(29歳)にチョコレートをねだられました。
「なんかS悟さんの男友達数人で集まった時に、なにげなく『コロナ禍になって女性達が気を遣うようになってチョコレートもらえる機会が減ったよね』と言ったら、皆んなに『それは単にS悟がモテていなくて人望がないだけだ。俺達は普通にもらえている』と、さんざんイジられてしまったらしいんです」
悔しかったS悟さんは「でも今年はもらえる見込みがあるから」と、とっさに嘘をついてしまったそうで、比較的仲が良くてお願い事をしやすい玲子さんに声をかけたそう。
「正直めんどくさかったので『そんなの自分で買えばいいじゃん』と言いましたが『自分で買ってバレるのが一番恥ずかしいし、女子目線で選んでもらったチョコを友達に自慢したいだけだからお願い!』とS悟さんに強引に押し通されてしまったんですよ」
「いい歳した大人のくせに、なんでそんな中学生みたいなノリなんだよ」と玲子さんは少しあきれ気味でしたが…。
「お礼に、ホワイトデーには私が前から行ってみたかった高級中華に連れていってくれるというので、それならと手を打ったんです。だったらチョコの一個ぐらいお安い御用ですよ(笑)」
「じゃあどうせならS悟さんの喜びそうなチョコを選ぼう」と思った玲子さんはリサーチのため、ひんぱんにLINEでコミニュケーションをとるようになりました。
「甘い物は得意なのかとか、チョコの見た目は可愛い方が嬉しいのか、それともクールなのが好みなのかなどいっぱい質問しました。そうしているうちに、S悟さんが意外と自炊をしていることや、歳の離れた弟を溺愛(できあい)していることなど、プライベートな面をさらけ出してくれるようになったので、とても話しやすくなったんですよね」
そうやってS悟さんのことを考える時間が増えていった玲子さんは、少しずつ恋心が芽生えてきたそう。
「ですが照れ臭くて何にも言い出せないままバレンタインの日を迎えてしまいました。結局チョコレートを選ぶ余裕もなく、無難(ぶなん)にGODIVAの3千円ぐらいのものを買ってなんでもない風をよそおって、雑(ざつ)な感じで渡してしまいました」
実は玲子さんは、昔から男性を好きになると意識し過ぎてしまい、つい不自然な態度をとってしまって数々の失敗をしてきました。
「私の方こそ中学生の時のまま成長していなくて、情けないなと落ち込みました。S悟さんを好きだと気づいてから、自分の方からLINEもできなくなってしまったんです」

写真はイメージです(以下同じ)
同僚男性から“友達に自慢するためのチョコ”を頼まれた
「正直めんどくさかったので『そんなの自分で買えばいいじゃん』と言いましたが『自分で買ってバレるのが一番恥ずかしいし、女子目線で選んでもらったチョコを友達に自慢したいだけだからお願い!』とS悟さんに強引に押し通されてしまったんですよ」
「いい歳した大人のくせに、なんでそんな中学生みたいなノリなんだよ」と玲子さんは少しあきれ気味でしたが…。
意識してザツにわたしてしまった
そうやってS悟さんのことを考える時間が増えていった玲子さんは、少しずつ恋心が芽生えてきたそう。
「ですが照れ臭くて何にも言い出せないままバレンタインの日を迎えてしまいました。結局チョコレートを選ぶ余裕もなく、無難(ぶなん)にGODIVAの3千円ぐらいのものを買ってなんでもない風をよそおって、雑(ざつ)な感じで渡してしまいました」
実は玲子さんは、昔から男性を好きになると意識し過ぎてしまい、つい不自然な態度をとってしまって数々の失敗をしてきました。
「私の方こそ中学生の時のまま成長していなくて、情けないなと落ち込みました。S悟さんを好きだと気づいてから、自分の方からLINEもできなくなってしまったんです」
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