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モラハラ夫への復讐のつもりが…SNSに動画をさらしたら、自分に“特大ブーメラン”が

「愛情のない夫婦は別れるべき。それが正しいでしょ」

世間的には大ごとにはならなかったが、夫もミユキさんも友人たちに浮気を知られ、さらにマリさんには「つまらない女だから浮気されるのよ」とSNS上で嘲笑(ちょうしょう)されたという。マリさんはその後、SNSをぷっつりとやめてしまった。言いたいことだけ言い、さらしたいことをさらして逃げてしまったのだ窓辺でスマートフォンを操作する女性ミユキさんは弁護士を立てて、せめて不倫による慰謝料を請求しようとしたが、マリさんの行方がわからなくなっていた。 「他の異性と浮気するような愛情のない夫婦は別れるべき。それが正しいでしょ」と書いていたマリさんの言葉が忘れられないとミユキさんは言う。偏った“正義”によってミユキさんは傷ついた

白か黒しかないネットの世界は恐ろしい

その後、ミユキさんは夫と再構築しようとしたが、やはり覆水盆に返らず。3年後にふたりはボロボロになって別れを決めた。 「ネットは怖いと今でも思います。何かあると匿名の大勢が寄ってたかって当事者をボロボロにしていく。リアルな世界には白と黒の間にグレーゾーンがあるのに、ネットの世界には白か黒しかない」 それ以来、ミユキさんはリアルな世界でだけ生きている。ネットは仕事や情報収集で使うだけ。友人のSNSさえ見ないという。 【第1回】⇒子どもに母乳をあげていたら夫に襲われ「断ると殴られた」DV夫との“生き地獄”な日々 【第2回】⇒「だらしない体型だな」妻を見下す不倫夫。義母と組んで“最高の復讐”してやった 【第3回】⇒48歳妻が浮気夫にスカッと復讐。夫を“クビ”に追い込んだ「恐ろしいセリフ」 【第4回】⇒妊娠した妻に「うっとうしい。実家に帰れば?」夫と義母の“Wモラハラ”を録音した結末 <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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