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出産の直後、病室に“夫の浮気相手”がやってきて…「最低のセリフ」に復讐を決意した

馬場ふみか演じる専業主婦が、モラハラ夫を社会的に抹殺しようと計画するドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系、火曜深夜0時30分~)。話題のドラマを、夫婦関係について著書多数の亀山早苗さんが読み解きます(以下、亀山さんの寄稿)。
ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』

ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(画像はリリースより、以下同)

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「復讐を続けても、ちっとも幸せになれない」

ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』は、一部では「オトサツ」と略称で呼ばれて人気を得ている。それだけ夫を社会的に抹殺したいと思っている妻が多いのかもしれない。人には言えないけれど、心のどこかで復讐したいと願っている妻が……。 ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』茜(馬場ふみか)が心酔していた人気YouTuberここまちゃんが、突然、自宅から転落して亡くなり、ネットは大騒動。「調子に乗ってるからだよ」「自業自得」などの文字が浮かび上がってくるのは、まさにリアルで、今のネットの世界をそのまま映し出している。 一方で、夫の大輔(野村周平)の20年前のいじめ動画も、削除はしたもののデジタルタトゥーとして拡散され続けている。 茜は何もする気が起こらず、「復讐を続けても、ちっとも幸せになれない」と日記に書きつける。さらに「仮面さん」から送りつけられてきたのは、父親の経営する会社で取締役として働いている大輔が不正取引をしている資料だった。それを告発したのは、大輔の姉の幼なじみで、「茜さんの味方です」と言ってくれた社内の最年少取締役・長澤だった。

怯えながらも、夫を追い詰め続けてしまう恐ろしさ

茜が荷物をまとめて出ていこうとしているところへ夫が帰宅する。ベランダへと大輔が茜を連れ出そうとするシーンが怖い。そのまま突き落とされるのではないかと思うほど、大輔は混乱していた。だが、それ以上に疲弊していた彼は、逃げる茜を追うこともできなかった。 ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』茜に「夫を追いつめている」自覚はある。いつか夫を死に追いやるのではないかと怯えながらも、「正義をふりかざして」追いつめることをやめられない茜の心理も恐ろしい。今の時代、誰もが陥りがちなことかもしれない。 過去、夫を追いつめてしまった経験があるというのは、ユリナさん(仮名・40歳)だ。 2歳年下の彼と31歳のときに結婚し、33歳で長女を出産した。だがその後、妊娠中に夫のヨウジさんがユリナさんの学生時代の後輩と関係をもっていたことが発覚。彼女自身、心身ともに不調に陥った。 【関連記事】⇒「だらしない体型だな」妻を見下す不倫夫。義母と組んで“最高の復讐”してやった
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妊娠中の夫の浮気を、とんでもない相手から聞かされた
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