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出産の直後、病室に“夫の浮気相手”がやってきて…「最低のセリフ」に復讐を決意した

本当は夫だけを罰すればよかったんじゃないか

「とりあえず一段落してホッとしたんです。でも目の前には夫がいる。あれ、私、どうしてこの人を罰しなかったんだろうと思いました」 ユリナさんも親しくしている夫の上司にバラしたらどうなっていたのだろう。夫が私の出産時に浮気していた、妊娠中ずっと私の後輩と不倫していたと話したら、少なくとも夫の社内での立場は悪くなっていたのではないか。だがユリナさんはそうしなかった。 「夫の社内での立場が悪くなったら、私自身も生活に支障が出る。エゴですよね。本当は夫だけを罰すればよかったんじゃないかと考え込んでしまいました」

本当にあれでよかったのか。ときおり苦しい気持ちに

あのとき生まれた娘は今年7歳。この春から小学校に入る。夫はすべてなかったかのように娘をかわいがり、ユリナさんともごく普通に暮らしている。 「これでいいのかとときどき思います。心の奥に黒い塊を常に抱えている感じ。彼女だけを排除したけど、本当にあれでよかったのか。ときおり苦しい気持ちになります」 ユリナさんも傷ついた。マユミさんは制裁を受けた。では夫は……? そんな疑問が日に日に大きくなっていくと彼女はつらそうにつぶやいた。 【第1回】⇒子どもに母乳をあげていたら夫に襲われ「断ると殴られた」DV夫との“生き地獄”な日々 【第2回】⇒「だらしない体型だな」妻を見下す不倫夫。義母と組んで“最高の復讐”してやった 【第3回】⇒48歳妻が浮気夫にスカッと復讐。夫を“クビ”に追い込んだ「恐ろしいセリフ」 【第4回】⇒妊娠した妻に「うっとうしい。実家に帰れば?」夫と義母の“Wモラハラ”を録音した結末 【第5回】⇒モラハラ夫への復讐のつもりが…SNSに動画をさらしたら、自分に“特大ブーメラン”が <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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