マユミに復讐してやるしか、夫婦がやり直せる方法はない
「本来はそこで夫に復讐するべきだったのに、私はどうしてもマユミが許せなくて……」
こっそり夫の携帯を見て、マユミさんとのやりとりを自分の携帯に送って保存した。夫は「たった1回の過ち」と弁解したが、
やりとりを見る限り、ユリナさんの妊娠がわかってから出産まで続いていた。
マユミさんは、学生時代に遡ってユリナさんの悪口を書き綴っていたが、それらはほぼすべて嘘だった。いつかユリナさんがそのやりとりを見ると予想していたのか、あるいは夫の気を引きたかったのか。

「あんな女に騙される夫にも腹が立ったし、あんな後輩をかわいがっていた自分にも怒りが向きました。でもいちばん悪いのはマユミ。そう思ったんですよ。だからマユミに復讐してやるしか、私たちが夫婦としてやり直せる方法がないと感じた」
2ヶ月間、作戦を練って準備をした。マユミさんの周辺に聞き込みもして、彼女がユリナさんの夫と同時並行で、上司と社内不倫していたことも突き止めた。そちらはその後も続いていたようだ。
「
マユミの会社の人事部に弁護士から手紙を送ってもらいました。社内不倫の件と、私の夫との件。マユミの勤務先は、私が勤めている会社の子会社なんです。彼女はそれもコンプレックスだったんだと思う。私は自分の勤務先の会社名も明記してもらったので、先方は慌てたんじゃないでしょうか」
マユミさんは退職を勧告され、上司は遠方に左遷されたという。もちろんマユミさんからは慰謝料もとった。その後、マユミさんは会社を辞めたが、行方がわからなくなっているらしい。
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