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保護猫カフェで一目惚れ。子どもを持たない夫婦の“我が子”になったむさしまるくん

在宅中はずっと同じ空間にいてくれる

 帰宅時には、必ずリビングの扉前でスタンバイ。部屋では常にくっつき、入浴中は脱衣所の棚に登ってお風呂場を監視します。
見た目とはギャップがあり、ハイトーンボイス

見た目とはギャップがあり、ハイトーンボイス

「もちろん就寝時も一緒。在宅中は、ずっと同じ空間にいてくれます。私たちを癒してくれるかけがえのない存在です」  人間好きなむさしまるくんは、飼い主さん以外に甘えることも。そんな時、飼い主さんは少し複雑な気持ちになりますが、やっぱりむさしまるくんが1番好きなのは自分を心から愛してくれる、飼い主さん。  以前、奥さんのお母さんにお世話をお願いし、初めて泊まりで旅行へ出掛けた際、むさしまるくんは夜通し寂しそうに鳴き続け、帰宅時にはハイテンションになったそうです。
甘噛み中のむさしまるくん

テンションがあがると甘噛みするというかわいい癖もある

 その姿に飼い主さん夫婦は驚き、旅行は日帰りで、と思うようになりました。

子を持たない夫婦が辿り着いた「猫ファーストな暮らし」

 さらに一緒に暮らす中で驚いたのは、運動神経がニブかったこと。 実は運動神経がニブい一面も「おもちゃで遊んでもワンテンポ遅く、まともにキャッチができません(笑)」  その姿を見て飼い主さんは、元ボス猫だったはずなのに、野生の勘はどこへ置き忘れてきたのか……と首をかしげています。  むさしまるくんを迎え、すっかり猫という動物のかわいさに魅了された飼い主さん夫婦。2022年には保護したサビ猫のシャナちゃんも家族に迎え、暮らしはますます賑やかになりました。
サビ猫のシャナちゃんとのデニムバックをめぐる闘い

サビ猫のシャナちゃんとのデニムバックをめぐる闘い

 新しい生活の中、シャナちゃんに対抗心を燃やすむさしまるくんの姿に、飼い主さん夫婦は目を細めています。 「私たちは子どもを持たず、夫婦2人で暮らす道を選んだのですが、今ではすっかり猫中心、猫ファーストの生活。どこかへ出掛けても、基本的には夕方までには帰宅します」  そう語る飼い主さんは、「写真も愛嬌があるけれど、実物はその何倍もかわいい」と微笑ましい親バカっぷりを披露します。 腕の中でうっとり「もともと夫婦仲はよかったのですが、猫との暮らしで、さらに笑いが増えました。猫が少しで体調が悪そうだと、いても立ってもいられない。猫に依存している私たちです(笑)」 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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