カワイイ犬に会える&里親になれるカフェ。集まった犬たちは意外な“卒業犬”だった
犬といえば、愛くるしい表情と人懐っこさが魅力。癒しを求めてお迎えを検討している人もいるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待って! ペットショップに行く前に、こちらのお店をのぞいてみませんか?
里親caféは繁殖を卒業した犬が集まるカフェ。ここに行けば犬と会えるだけでなく、お迎えをすることもできるんです!
里親caféはJR武蔵野線の吉川美南(よしかわみなみ)駅西口から徒歩2分の場所にあるお店。道路に面した1階にあるので、入りやすさは抜群です。店内に一歩入れば、かわいい犬たちが元気よく迎えてくれます。
こちらでは犬と会えるだけでなく、触れ合うことも可能。お客さんの中には、店内に併設されているトリミングサロンを目的に訪れる人もいるそうです。ちなみに、トリミングサロンを利用する場合は入場料が無料になります。
お店には繁殖を卒業した犬が常時20~30匹いるそう。2023年2月上旬に訪問した際はトイプードル、柴犬、ミニチュアダックスフント、パピヨン、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどと会うことができました。
陽当たりがよく、広々とした店内の中心には、犬が自由に歩き回れる大きなケージがあります。
優しい店員さんたちにたくさん遊んでもらえて、犬たちも幸せそう!
中にはベッドで寝ている子も。居心地がいいから、ゆっくり寝られるんですね。
こちらのカフェの特徴は店名の通り、譲渡も行っていることが特徴。面談と審査を経て、譲渡費用をお支払いすれば、お迎えをすることができます。
こちらのお店は2019年の動物愛護管理法の改正がきっかけで生まれました。法改正によって母犬の出産は生涯6回まで、年齢は6歳以下という上限や、飼育環境の改善につながる規制や義務などが設けられました。それ自体は喜ばしいことですが、繁殖からの卒業犬の受け皿まで整っていないのが現状です。
一部の悪質な業者を除けば、ほとんどのブリーダーは熱心に勉強、愛情を注ぎながら犬や猫に接しています。しかし、法改正によって若くして繁殖を卒業した個体が増えることで、そういったブリーダーが卒業犬を飼い続けたり、里親探ししたりすることに限界が生じてしまいます。
そのため、真面目にブリーディングに取り組んでいる業者ほど繁殖をしづらくなり、悪質な業者が増えてしまう可能性さえも考えられます。そんな状況を防ぐために健全な育成環境を作り、殺処分ゼロを目指す。そのために立ち上がったのが、里親caféです。

かわいい犬がたくさん!





殺処分ゼロを目指して
