元『PINKY』カリスマモデル(40歳)、「劣等感があった」当時の苦悩と、乗り越えられたワケ
独身女性たちが希望を持てるような発信をしたい
――たしかに時代の差はありそうですね。木下さんはファンの方の期待にどのように答えようとしていますか? 木下:ファンの子たちがどう感じてくれているかはわからないですが、もし私のことを応援してくれる人がいるのなら、その人たちはどんな形であれ、私が露出することを望んでくれているのかなと。そういう人たちへの感謝の表し方というのも、私がいろんなところに露出することだと思っています。 ――今後、木下さんがチャレンジしたいことは何かありますか? 木下:“再スタート”という意味を込めて、40歳というタイミングで事務所を移籍しました。40代って固定観念を持たれることがあると感じます。「いろんなことが落ち着いて、いろんなことを諦めて、今からスタートする年代ではない」と。やっぱりほとんどの人が結婚して母になっている年齢ではあるので、そういった意味では、私はその道からはみ出ているのかもしれません。 だから今後は私と同じような人たちが希望をもてるような発信をしていきたいと考えています。ライフスタイル、ファッション、美容など、歳を重ねると努力するものが増えてしまうので、自分の体験をシェアするなかで誰かの役に立ったり、頑張るきっかけになったりしたらいいなと思います。 <取材・文/Honoka Yamasaki>
山﨑穂花
レズビアン当事者の視点からライターとしてジェンダーやLGBTQ+に関する発信をする傍ら、レズビアンGOGOダンサーとして活動。自身の連載には、レズビアン関連書籍を紹介するnewTOKYOの「私とアナタのための、エンパワ本」、過去の連載にはタイムアウト東京「SEX:私の場合」、manmam「二丁目の性態図鑑」、IRIS「トランスジェンダーとして生きてきた軌跡」がある。また、レズビアンをはじめとしたセクマイ女性に向けた共感型SNS「PIAMY」の広報に携わり、レズビアンコミュニティーに向けた活動を行っている。
Instagram :@honoka_yamasaki
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