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勉強もせず月収100万円稼いでいた女性が語る“スピリチュアル占い師”のウラ側

困惑相談その1 「今日は地震きますか?」

「子どもが帰宅するまで、地震きませんか?」「主人が会社に着くまで、地震きませんか?」「母の外出中、地震がきませんか?」ーーそれよりも交通事故に遭う確率のほうが高そうだが、とにかく地震だけが心配だという。 「強迫観念症」という言葉が頭に浮かびつつ、不安を聞く係に徹していたというKさん。その客は週1ペースで利用していたが、最終的には「夫が精神病院に連れていくというのです。私は病気じゃないのに」と言っていたそうだ。 「ちゃんと考えてくれる夫がいるようでよかった。医療機関につながったことを祈るしかありません」

困惑相談その2 「朝まで愚痴を聞いてほしい」

利用時間12時間という耐久レースもあった。医療関係者が、朝まで愚痴を聞いてほしいというのだ。それは電話占いでなく飲み屋でもいい気がするが、深夜に女性ひとりで飲酒は物騒かもしれないので、なるほどこういう電話占いの使い方もあるのかと感心してしまう。 電話占い師202304-1cただし料金は、夕方6時から翌朝6時までのトータル23万円。夜間も対応していたので、そういった需要は多かったという。それで朝は9時から業務開始というからすごい。
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占い師もブラックな沼にいた
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自分が身内が友人が沼ったご体験談を募集中です。当連載における沼とは、科学的根拠のない健康法やマルチ商法、過激なフェムケアや自然派思想など、主に健康問題に関わるものにハマることを示します。お気軽に、山田ノジルnojiruyamada@gmail.com まで、ぜひご連絡ください(お返事に時間を頂戴する場合もあります)。
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