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29歳漫画家「最近、太りやすい…」と思ったら、医者も見逃す“わかりにくい病気”だった<漫画>

検査を受け始めてから発見まで半年ほど

【後編記事】⇒マンガ試し読み4~5話&久保田順子さんインタビュー後編はコチラ! ――体に違和感を感じてから、病気の発見までにどのくらい時間がかかりましたか? 久保田順子さん(以下、久保田):体の不調や違和感は、1年くらい感じていました。漫画でも描いていますが、体に出る症状が、“ちょっと疲れた”とか、“肌がガサガサに荒れる”とか、“便秘になる”とか…。普段でも起こることが起こるので「病気かも?」と思うまで時間がかかりました。 病院で検査を受けたりし始めてからは、半年くらいかかって病気が見つかりました。今だったらもっと早く見つけてもらえるのではないかと思います。私の発症は17年ほど前ですから、当時はそんなに知名度のある病気ではなかったので、なかなか見つけられなかったのかなと思います。

甲状腺の病気は発見までが難しい

――漫画では3か所の病院で検査を受けても見つからず、4か所目の人間ドックでようやく“甲状腺の病気”だと診断されていますね。こんなに見つからないなんて…と読んでいて憤(いきどお)りを感じたのですが、専門外のお医者さんには、そんなに見つけるのが難しいのでしょうか…? 久保田:お医者様の方でも、どこを調べていいのか検討がつきにくいのだと思います。「便秘なんだね、じゃあ甲状腺機能低下症だ!」「顔色が悪いね、じゃあ甲状腺を調べてみよう」とは、なかなか繋がらないのではないかと思います。 喉の腫れはありましたが、専門の人が見ないと見つけるのは難しいと思います。でも今は血液検査の項目に“甲状腺刺激ホルモン”を、リクエストすれば入れてもらえるはずです。17年前は私も甲状腺の知識がありませんでしたし、血液検査で調べられたかどうかも分かりません。
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1番大変だったのは…
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