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15年前の元彼にSNSで別人を装って恋愛相談。徹底的につきまとうと決めた33歳女性の哀しいワケ

学生時代の元彼からふられて15年。かなり時間は経つのにいまだに忘れられずに、彼の過去の写真にキスをしたり話しかけたりする毎日だ。そして、美和子さん(仮名・33歳)は執念深く彼をSNSで追い続けてもいたのだ。 その原因は、超裕福な彼の母親から二人の関係を壊されてしまったから。そしてマザコンの彼は母親に太刀打ちできなかったから。そしてもっと深い理由があった。 【前編を読む】⇒彼ママに“家柄がちがう”と反対されて別れた元彼「大好きだけど呪いたい」女性の胸の内とは
カップル写真

写真はイメージ(以下同じ)

やっと立ち直りかけていたのに

「彼があまりにもあっさりと私と別れたことに、悲しさと同じくらい怒りを感じましたね。多分私、プライド高いんです。彼以前の恋人は、みんな私がマウントをとれる相手だった。成績は私が上、家柄や経済的には同等、でも私はいつも友達の中心にいるようなタイプだった。 そんな自分を彼から全否定されたという怒りがものすごく強かったんです。でも、心のどこかで、この悲しさもそのうち癒されるだろうと思っていたんですよね。実際、半年ほどたったころに、一度は気持ちが回復しかけたんです」 サークルはやめた。でも、大学の同じクラスの女友達との交流が支えになっていた。それまではご飯も喉を通らなかったが、やっと普通にご飯を食べられるようになり、明るく友達と話してっていうことができるようになった。 なのに……その元気が、またパタリと消えてしまった。それは、サークルの仲間でつながっていた子のFacebookに、彼の名前でのコメントを見たからだった。確かFacebookはしていなかったはず。人違いかと思いながらも、彼の名前をクリックしてみた。

フランスへ留学した彼の驚きの現在が明らかに

「するとやっぱり優斗でした。しかも、なんとフランス人の女性と結婚していたんです。私と別れて半年もたたないうちにですよ!? けっこう年上の著名な画家らしく、ものすごい楽しそうなパーティーの写真を投稿していました。 そして、なんで私が見るかもしれない場所にこういうのオープンに投稿してるのと、神経を疑いました。なんかそういう天然なとこがあるんですよね。育ちのいい人特有の“え? おれなにかした? 傷ついたらごめんね”的な……。悪気がないのが余計に罪というか。そういう人なんです」 パリ フランス エッフェル塔ものすごく悔しくて悲しくて、コメント欄に、なんか呪いの言葉でも書いてやろうかと思ったそうだ。だけどすぐに我にかえり、それはやめておいたそうだ。 「そんなことをしたら、優斗からブロックされてしまうかもしれない。そうなったら彼の近況を見るチャンスはなくなってしまう。それよりは、私はFacebookではひっそりとあまり目立たないように存在しながら、彼の投稿を見ていたい。そう思ったので、彼に友達リクエストもしませんでしたし、なんの行動も起こさずにいました」
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SNSで彼をくまなくチェックした上に…
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