次の週、またお泊まりの機会が巡ってきた敦子さん。「今回は焦らず、ゆっくり進行するようにしてみよう」と心していました。
「でも、結果は前回と一緒でした。ナオキくんは“前戯をしない男”なんです。…なぜかは分かりません。嫌なのかも知れませんし…」
しかも、普段は話しやすいナオキさんでしたが、営みの最中だけはやけに寡黙(かもく)になってしまい、“すごく話しかけにくい雰囲気”なんだとか。
「もしかして、あまり経験がないのかも知れません。性行為はそういうものだと思っているのかも…」
彼のために演技して達した振りをしていた敦子さんでしたが「このままでは続けられない」と思い、なんとかナオキさんの営みを改善させようと試みます。
「今度は、すぐに合体しようとされた時に『もう少し触ってくれる?』と言いました。そしたら、キスしながら胸を強く揉んできて、1分くらいそうした後に合体されました」
言葉で伝えるのは難しそうだと考え、続いて敦子さんは、「大人のおもちゃ」を買ってきてみました。
「おもちゃを使えば、なんとかなるかもと思ったんです。『使ってみない?』と言ったら『えっちだなあ』と言いつつも使ってくれました。ですが当たっている場所が違うので、自分でなんとか場所を正そうとしましたが、……上手くいきませんでした」