遠出したデートの際に、ラブホテルに泊まったふたり。敦子さんはいいことを思いつきます。
「ラブホテルってアダルトな動画も見放題じゃないですか!『これだ!』と思って動画を流して、前戯している所を見てもらおうとしました」
しかし、ナオキさんは「何見てるの(笑)」と言ったきり敦子さんを押し倒し、アッサリと合体してしまいます。
「その日は遠出して疲れていたのもあり、演技をするのもわずらわしくて、営み中にちょっと冷たい態度を取ってしまいました」
しかし、ナオキさんは気にしているのかいないのか、ベッドの中のことについては話そうとしないのだそう。
別の日、ナオキさんのアパートで行為に及びそうになった時に敦子さんは、意を決してナオキさんに言いました。
「ナオキくんに、『突然入れられても、あまり気持ち良くなれない』と伝えたんです。そしたら『…そうなの?』って」
「女性の体についてあまり知らないのかな」と思った敦子さんは、女性はそんなにすぐ気持ちよくなれないことを、言葉を選んで慎重に伝えました。しかし……
「そしたら『でも、前の彼女はこれで達してたよ』って言うんです。だから、そんなはずはないと思って『多分それは演技だよ。気を遣って演技する女性って多いんだよ』と伝えたら、ムッとしたみたいで『敦子が不感症なんじゃない?』なんて言われたんです」