町田啓太&吉田鋼太郎が“急接近”!よからぬ妄想が止まらない|ドラマ『unknown』
町田啓太が、吸血鬼作品に出演するとは。町田君だけに、待ちに待ったというか。これはたまらない。
高畑充希と田中圭が主演する『unknown』(テレビ朝日系、毎週火曜日よる9時放送)は、令和の吸血鬼物語として、かなり本格的なドラマ作品だ。さて、町田扮するゴシップカメラマンが吸血されることはあるのか、どうか。
「イケメンと映画」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、“吸血鬼妄想”全開で、本作の町田啓太にいろいろと期待しながら解説する。
吸血鬼は、ものすごーく奥深い。吸血鬼映画愛好家の筆者が、数ある中からベスト作品にあげるのが、ポール・モリセイ監督による怪作『処女の生き血』(1974年)である。怪優ウド・キア扮するドラキュラ伯爵の妖気もすごいのだが、お屋敷の使用人を演じるジョー・ダレッサンドロが、とにかくヤバい。
当時のゲイカルチャーでアイコン的な存在だったダレッサンドロが、主人の娘たちとベッドの上で入り乱れ、むき出しの肉体を披露する。あのむちっとした肌色のムキムキボディは、軽くめまいがするくらい生々しい。
闇夜をぬって、可憐な女性が眠る部屋に侵入し、首筋から生き血を吸う。吸血鬼作品のお決まりの場面だが、ドラキュラの恰好の獲物になる女性たちにも増して輝く、美しい男性たちの存在も吸血鬼作品には重要だろう。

高畑充希と田中圭がダブル主演を務めるドラマ『unknown(アンノウン)』※画像はリリースより
吸血鬼作品に重要な男性
俄然、期待を寄せるのは……
残存するヴァンパイア一族の受難を描いた『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(2013年)が、おそらく吸血鬼映画に終止符を打った気がしていた。でもどうやら、吸血鬼の物語にはさらに先があった。高畑充希と田中圭が主演する『unknown』では、令和まで生き延びた吸血鬼一家が登場する。 「週刊熱波」編集部で働く闇原こころ(高畑充希)は、実は吸血鬼の娘で、交番勤務の警察官・朝田虎松(田中圭)と恋仲になる。女性の吸血鬼と人間の男性の愛情を描く本作でいったい、いつ田中圭の首筋にがぶりといくかなと期待してしまう。いくつか、ここぞという場面はあったが、どれもニアミスどまり。 となると俄然、期待を寄せるのは、町田啓太扮するゴシップカメラマン・加賀美圭介の存在だ。こころと加賀美はバディとして、芸能人の密会現場で張り込む。だいたい一緒に車内でダベりながら、長時間の張り込みをやり過ごすのだが、これがなかなかいい空気感を醸し出している。


