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セックスレスに悩み続けた妻。ついに離婚を切り出した理由は“レス”ではなかった|ドラマ『あなたがしてくれなくても』

パートナーに離婚を告げたふたり。それぞれの反応は……

「ふたりともパートナーに離婚を告げました。結婚したときのことを思い出すと、あんなに惚れ込んでいたのに、どこでどう何が違ってしまったのかと悲しくてたまらなかった。でももう、私は夫のところにはいられない。あなたと一緒にいる意味がないと思っていると冷静に言いました。夫は『僕はきみが好きなのに』と涙目になったので驚いたのを覚えています。自分の中に相手への愛情がなくなると、相手からの気持ちを受け止めることもできなくなるんだ、と。正直言って、自分の変化にびっくりしていました」 離婚 年下彼のほうは離婚を申し出たら、妻からあっさり「そうね、私たち合わないもんね」と言われたそう。それもまたショックではあっただろう。 「私たち夫婦は、友人たちからは仲がよくていいねと言われていた。彼のところもそうだったみたいです。もしかしたらそれぞれ、どこか我慢を続けていたのかもしれない。だから気が合う人に惹かれてしまったのではないか。そんな気もしています」

気持ちが重要、形にとらわれる必要はない

 離婚後、年下彼とは同じマンションの別の部屋に住んでいる。毎日のように行き来してはいるが、離婚してすぐ再婚する気にはなれなかった。 「形はどうでもいいと、彼と意見が一致したんです。一緒にいること、気持ちを通い合わせることが重要であって、形にとらわれる必要はないんじゃないか、と」  誰が悪いというわけではないが、どうしても相性が合わないということはあり得る。ともに生活していくうちにすれ違いが生じることもある。離婚できる状況にあるなら、新たな人生を選択する勇気も必要なのかもしれない。 「離婚を切り出すのはつらかった。自分を否定しているような気さえした。でも離婚じたいは責められるようなことではないと今は思っています。むしろ、自分に嘘をつきながら生活していくのは私にはつらすぎたから」  婚姻中に「不倫関係」を結んでしまったことも、彼女にとっては「自然のなりゆき」だったと言う。賛否はあるだろうが、恋の情熱と理性とが両立できないことも起こりうるのが人生なのではないだろうか。 【関連記事】⇒「外で浮気した」妻に白状したセックスレス夫。烈火のごとく怒った人物は、妻ではなかった|ドラマ『あなたがしてくれなくても』 【Amazonで予約受付中!】⇒ノベライズ本『あなたがしてくれなくても(上)』の詳細はコチラ <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)は毎週木曜よる10時より放送中。第10話は6月15日(木)。

あなたがしてくれなくても(上)

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夫婦のタブーに切り込んだ累計850万部の人気コミックが原作
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