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「猫の糞尿で汚れたこたつを介護スタッフが…」深刻化する高齢者のペット問題。猫を引き取ったに女性に聞く

お迎え計画を立てるも保護は難航

 まずは、生命の危険があるAさんを事業所へお迎えし、Aさんの家族には猫たちへのご飯と保護をお願いしました。そして、無事に保護をしたら、事業所に連れてきてもらい、2匹同時に大福豆さん宅へ迎え入れるという計画を立てました。  しかし、警戒心が強いちび太ちゃんの捕獲は難航。そこで、みーちゃんを先に迎え入れ、ケージ生活をスタートさせることにしました。
おうちに慣れ始めた頃

おうちに慣れ始めた頃

 豆くんは同居猫の登場が嬉しかったのか、数日で距離を縮め、みーちゃんの後を追いかけるように。夜鳴きも止み、表情もキリっとしたものになりました。 ピアノの上でポージング そんなとき、予期せぬ事態が……。なんと、ご飯をあげにきていた家族が換気のために開けた窓から、ちび太ちゃんが脱走してしまったのです。  家族は捜索し続けましたが、ちび太ちゃんは戻らず。そこで、Aさんに一時帰宅してもらい、家の中から、ちび太ちゃんの名前を呼んでもらうことにしました。 「そしたら、ちび太はトコトコと家の中へ戻ったそうです。Aさんの手で抱っこしたところを家族がキャリーケースに入れて捕獲し、我が家へ迎えることができました」

警戒心の強かったちび太が徐々に心を開いてくれて……

 新しい環境に怯え、ゲージ内のトイレで数日間、震えていたというちび太ちゃん。人間が会話できないほどの大声で鳴き続けました。
家に来た日のちび太ちゃん

家に来た日のちび太ちゃん

「触ったり抱っこしたりは、もちろんNG。ご飯や水も拒否。母であるみーちゃんは、ちび太にシャーと言い、便乗して豆も威嚇。2匹の洗礼に、ちび太はさらに混乱していました」  ちび太にとって、このお迎えは、もしかしたら逆効果だったのでは……。大福豆さんはそんな気持ちになりましたが、一緒に暮らす中で変化が。  喉を鳴らして近づいてきたり、腕を伸ばせば届くギリギリの距離でゴロンと甘えたりするなど、距離が少しずつ縮まっていきました。 ギリギリの距離でゴロン「抱っこはまだドキドキしちゃうみたいで、数秒で逃げだすのですが、それもかわいい。最近では、ご飯を食べる前にお利口さん座りで待つ姿にハートを鷲掴みにされています」
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猫たちの様子を見るのは「下手なドラマより面白い」
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