お互いに離婚した不倫カップルの“その後”が衝撃的すぎた。男性は一人で泣き崩れ…|ドラマ『あなたがしてくれなくても』
30代男女のセックスレスと禁断の恋愛を描いたドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系、木曜よる10時~)が残すところあと1話。話題の作品を、夫婦関係や不倫について著書多数の亀山早苗さんが読み解きます(以下、亀山さんの寄稿)。
【前回記事】⇒セックスレスに悩み続けた妻。ついに離婚を切り出した理由は“レス”ではなかった|ドラマ『あなたがしてくれなくても』
ドラマ『あなたがしてくれなくても』第10話。衝撃的な展開に視聴者がざわめいている。みち(奈緒)と陽一(永山瑛太)、誠(岩田剛典)と楓(田中みな実)は、それぞれ離婚したが、「一生、そばにいてください」と言った誠を、みちは華麗にフッてしまうのだ。水族館という公の場で、みちの姿が見えなくなったとき泣き崩れる誠の姿が印象的だった。彼は、母の葬式の場面でさえくずおれることはなかったのに。
そして離婚して仕事に邁進しようとした楓にも、「そんなはずではなかった」ということが起こる。人生、思い通りにはいきそうにない。
陽一と誠が直接対決するシーンもあった。落ち着いて「みちさんの気持ちを考えたことがありますか」と言う誠に対し、陽一は終始、必死に突っ張って上から目線を貫こうとする。だが誠が帰ったあと、コーヒーカップを片づけようとした陽一の手はひどく震えていた。彼はいつもそうやって見栄を張って、自分を大きく見せようとしてきたのだ。それをしなくていい唯一の相手がみちだったのだろう。
ようやくみちの目の前で離婚届を書いた陽一だが、彼はおそらくどうして離婚ということになったのか、きちんと納得はしていない。ただ、自分と結婚したために無駄な時間を過ごさせてしまったと妻に謝ることはできた。涙をこらえるみちに、「そんなことないよって言わないの?」と言う陽一は、以前より成長したように見える。みちは答えることなく、「陽ちゃん、ちゃんとごはん食べてね」と言った。みちは、夫の母親役を卒業することができたのだ。
【関連記事】⇒ドラマ『あなたがしてくれなくても』みちが誠を振った本当の理由は?“好きな人”ではなかったのか
誠と楓それぞれに「そんなはずではなかった」展開が
みちはようやく、陽一の母親役を卒業できた
ようやくみちの目の前で離婚届を書いた陽一だが、彼はおそらくどうして離婚ということになったのか、きちんと納得はしていない。ただ、自分と結婚したために無駄な時間を過ごさせてしまったと妻に謝ることはできた。涙をこらえるみちに、「そんなことないよって言わないの?」と言う陽一は、以前より成長したように見える。みちは答えることなく、「陽ちゃん、ちゃんとごはん食べてね」と言った。みちは、夫の母親役を卒業することができたのだ。
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ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)は毎週木曜よる10時より放送中。第11話(最終話)は6月22日(木)、「特別編」は6月29日(木)。
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