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名古屋出身の“坊ちゃん俳優” 3人が大躍進。父は大学学長、プロ野球選手、高級靴メーカー社長

縁に導かれる“エル・ニーニョ”赤楚衛二

『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』

画像:TBSテレビ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』公式サイトより

 山田が青春時代を過ごした東邦高校だが、実は赤楚衛二の出身校でもある。  TBS金曜ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(2023年)のカリスマ美容師・萱島直哉(山田裕貴)&熱血消防士・白浜優斗(赤楚衛二)の凸凹コンビは、高校の先輩後輩だったのだ。 『山田裕貴のオールナイトニッポンX』(2023年6月13日放送回)では、同作で共演した赤楚と上白石萌歌がゲスト出演。赤楚が高校時代、卒業生である山田のポスターを校内で見たエピソードを明かしている。  まさかその後、憧れの眼差しを向けた卒業生とTBSドラマで共演することになるとは夢にも思わなかっただろう。  こうした縁に導かれ、俳優としての実力をめきめき鍛え上げた赤楚は、やはり特別な才能を持っている。ドラマや映画の画面上で輝く彼の姿は、実人生で積んできた徳の表れかもしれない。後光が差すような神に選ばれた才能、“エル・ニーニョ”(神の子)とはこのことだ。

画面からも伝わる育ちのよさ

 そんな神の子・赤楚衛二もまた素晴らしい父親を持つ。父・赤楚治之氏は、名古屋学院大学で学長を務める言語学者。赤楚が幼少の頃は、父がウィスコンシン大学で研究していた関係でアメリカに暮らした。  実は赤楚君、帰国子女というわけだ。しかも言語学者による育児となると、かなり高等な教育を叩き込まれたのではと想像する。なるほど、出演する作品の画面からも伝わる赤楚の育ちのよさは自然なことだろう。  育ちのよさで言うと、より筋金入りのひとりがいる。冒頭で触れた筆者の名古屋出張での帰り際、名鉄線に揺られているとちょうど金山駅と名鉄名古屋駅間で車窓に大きなネオンサインが一瞬流れた。  思わず乗り出して確認すると、「マドラス」という社名がはっきり見えた。名古屋屈指の高級紳士靴メーカーである同社には、あの御曹司俳優がいる。
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ひつまぶしよりも名物感が漂うスーパースター
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