
当時、飼い主さん宅には22歳と23歳の姉妹猫、5歳の元野良猫、野良猫が産んだ2歳の猫といった4匹の猫が暮らしていたため、しばらくの間、マロンちゃんには別室に設けたケージの中で過ごしてもらうことに。
「みんなが存在を完全に認知した時点で、先住猫たちがいる部屋に連れて行きました。マロンのスペースを作って先住猫たちが近づいてくるのを待ち、じわじわと近づけたんです」
すると、予期せぬ展開に。なんと、先住猫たちとマロンちゃんはわずか数時間で仲良くなってくれたのです。

「姉妹猫たちは、近くにいても悪さをしなければ気にしないわよという様子。2歳の子は、すぐに舐めてくれ、5歳の男の子は一緒に寝てくれました」
それからというもの、先住猫たちは率先してマロンちゃんをお世話。yukicatさんの中で特に印象に残っているのは、ご飯をミルクからウェットフードに変えた時のこと。
マロンちゃんは最初、フードに顔面を突っ込んだり、両足をお皿に入れたりし、上手く食べられませんでした。すると、先住猫たちは見本を見せるかのように、ゆっくりとご飯を食べてくれたのです。

「最初はみんな、多少は距離を取るけれど、『この子は、うちの子になったよ!』と説明すると理解してくれ、一気に距離が縮まりました。お互いへのグルーミングが大好きな様子を見て、愛を感じました」