
人口520人の村を歩いてみました。小学校を発見し、自分が通う学校との違いが心に焼きついたそう。社会問題は受験のために机上でするよりも……
丹波山村の耕作放棄地問題をはじめ、今の農業に起こっている深刻な問題、環境問題などが1日の体験を通して、すっと理解できたようです。
小学2年生の息子に感想を聞いてみたところ、「今日知ったことはずっと覚えているよ、絶対に」とのこと。
社会問題は言葉だけで扱われるものではありませんし、今回のように自分の目で見て手足を動かして学ぶことは、一生モノの学びにつながります。

サミットファームでは、無農薬かつ化学肥料不使用で野菜を栽培。大きくてきれいに育った野菜を見て、知的好奇心が芽生えます
収穫したのは、ズッキーニ、ジャガイモ、トマト、オクラ、ピーマン、万願寺唐辛子、ナス。いずれも惚れ惚れするような立派な野菜を目にした子どもたちからは、大きな歓声が上がっていました。
そして収穫を通して、さまざまな発見や疑問が生まれたそうです。無農薬野菜は傷だらけ、カタチが悪いとイメージしていた子どもたちも、正しい理解のきっかけに。
そして、「なんで農薬って使うの?」「肥料ってどんなものがどれだけ必要?」という疑問も生まれ、知的好奇心がむくむく芽生えていました。
「農業は雑草との戦いだ!」という農家さんの言葉が、我が子には深く届いたようです。

採りたて完熟トマトのおいしさを味わえます