きちんとメイク=厚塗りじゃない。まずは眉毛の手入れから
外見のことを佳子さんに伝えると、「そういえば、よく知らない人からは主婦に思われることが多いですね。
お化粧ってたくさん塗るのは好きじゃないんですけど」と言われました。
「塗ることが着飾ることじゃないんですよ。佳子さんの場合、それ以前の土台が未開拓で要らない毛がたくさんあるから、
まず眉カットしてもらえるところに行こう。3000円ぐらいだから。下着は採寸してもらうだけでいいので、一度ブラジャーのサイズを採寸してもらいに行ってみよう」

佳子さんの化粧ポーチも見せてもらいましたが、1000円前後の安いコスメが多く、外見のためにお金をかけた経験があまりないことがうかがえました。佳子さんのような方は、
容姿に手間をかけて得をした経験もなく、お金をかけてまで外見を変えようとなかなかしません。
ご相談に来て数日後に、眉カットにいった佳子さんから写真が送られてきました。「眉毛を変えただけなのに、目がクリっとして見えます!」だそうです。そして下着もきちんと採寸に行って、サイズの合ったブラを着けることでスタイルがよく見えることも分かってもらえました。
「
外見のことは結婚相談所でも言われなかったし、そこに問題があると思っていませんでした。職場は医療機関だからみんなあまりお化粧していないし、これで問題ないと思っていました」と話す佳子さんに、私は婚活の現実を伝えました。
「職場はそうだと思うんだけど、丸の内OLとか華やかな女性とも比較検討されるのが婚活なんです。
医療機関勤務だから地味でも仕方がないなんて、相手は思ってくれないんですよ。写真を見て興味を持って初めて、プロフィールを読むので。結婚相談所だって外見のダメ出しは会員が傷つくし、会員の方から質問しないとアドバイスしないところが多いですよ」
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