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難病、コーヒー店経営…47歳俳優がついに個人事務所を設立。2023年が彼のシーズンになるワケ

 2018年に坂口憲二が芸能界から姿を消した。難病を患っていたためだった。  だが一方で坂口は次なる人生を模索するように、コーヒーの焙煎士となり、2018年夏に「The Rising Sun Coffee」をオープン。2023年は5年ぶりに復帰し、さらに9月13日には、自身の個人事務所「オフィスブラックツリー」を立ち上げることを発表したばかり。  つまり、今は俳優とコーヒー店経営者の二足のわらじというわけだ。 「イケメンと映画」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、“坂口憲二シーズン”となりそうな2023年の活躍に期待を込める。

若手俳優顔負けの表情

 2023年3月、サントリー生ビールのCMに懐かしい顔が。山﨑賢人、上白石萌音などフレッシュな俳優が春風を吹き込む表情を見せる。  その間を縫って、いくぶんか渋みを増した坂口憲二が、まるで真打ち登場のような勢いで登場した。  7月に放映された「海のために生きる人編」では、上白石が通りかかった浜辺で坂口が海のゴミを引き上げる。額に汗を滲ませ、ひと仕事終えた後に喉を潤すビール。格別の味を伝えるべく、坂口が「ぶぅぁ~っ」と渾身の飲みっぷり。  あれ最近見かけなくなったなと思っていたのがいつのことやら、記憶が風化しかけていたときに、若手俳優顔負けのあの表情だ。日本全国、誰もがこの放映に驚いたのではないか。

イケてる焙煎士として

坂口憲二

※PostCoffeeプレスリリースより

 2018年、坂口憲二は難病指定されている「特発性大腿骨頭壊死症」を発症したことを公表した。俳優活動の休止を余儀なくされ、芸能界の第一線から退くこととなった。あれだけがっしりした体躯の坂口が、頑丈そうな大腿骨になぜ病を患ったのか。不思議でならなかった。  療養中の坂口は、大好きなコーヒーの道を極めた。焙煎士としてオリジナルブランド「The Rising Sun Coffee」を立ち上げている。焙煎所の場所が千葉県の九十九里だ。余暇には大好きなサーフィンを楽しみ、心身の健康を養った。  俳優としてなら主演映画やドラマのリリースやインタビューだったメディア掲載が、今度はコーヒ店経営者・焙煎士として取り上げられる。  ブランドの公式Instagramには焙煎中の坂口がアップされている。こんなにイケてる焙煎士がいるのか。人生の次なるフェーズに入った坂口がありのままをさらけ出しながら二足のわらじを謳歌する姿に、ファンはほっと安心したのではないか。
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人気ドラマで演じていた“さわやかイケメン店長”
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