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エルトン・ジョンも認めた33歳の日本人女性アーティスト。アジア人差別、女性差別へのメッセージも

アクションスターとしてハリウッド映画デビュー

ジョン・ウィック コンセクエンス公式サイトより

ジョン・ウィック コンセクエンス公式サイトより

 さて、そんなリナがより強烈に日本に紹介される絶好の機会がきた。  2023年9月に公開されるキアヌ・リーブス主演の人気シリーズ第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』だ。本作でリナは映画初出演にしてハリウッド映画デビュー、そしてエンディングテーマ「Eye For An Eye」を提供している。 『アラビアのロレンス』(1962年)へのオマージュ場面から始まる本作は、キアヌが馬で砂漠を駆け、冒頭からアクロバティックな展開。「主席連合」なる闇の組織を敵に回してしまったジョン・ウィックは苦戦を強いられることになる。  前半の主要舞台となるのが日本。ジョンは大阪・コンチネンタルホテルの支配人シマヅ・コウジ(真田広之)にかくまわれる。シマヅの娘アキラを演じるのがリナだ。  ホテル全館で繰り広げられる銃撃戦でリナは戦闘スーツに弓矢を持って戦う。まるで武侠映画のヒロインのように猛々しい。  正真正銘の香港映画アクションスター、ドニー・イェン扮する盲目の刺客がきれきれのアクションを披露しながらもリナの存在感を引き立てる。  ドニー、真田に次いでアジア圏のアクションスターにリナが名乗りをあげたのである。これによってリナ自身が名実ともにエンパワーすることになるのだ。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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