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乳がん入院前夜の私が「小学生の息子と全裸ツーショット」を撮ったワケ

いよいよ入院前夜。いざおっぱいがなくなると思うと…

入院用に買ったパジャマ

入院用に買ったパジャマ

 いよいよ入院が迫ってきたので、買い出しに行ったりと、なんとなく気ぜわしい日々。入院中に使うパジャマはレンタルもできましたが、なんとなく旅行気分になりたくて、気にいったパジャマに新調してみたり。どうせ入院するなら楽しんじゃおう。  先に入院した仲間から、持っていくとよいと教えてもらったグッズなども準備し、10日間の入院の準備は完了。あと連絡を待つだけです。  なんとなく落ち着かない日々を過ごしていたある日、ついに病院から電話がありました。ベッドの空きが出て入院日が決まったので、3日後に来てくださいとのこと。いよいよです。  入院まで、そわそわと過ごしていましたが、気づけばあっという間に入院前日。  元気で帰ってこられると思いつつ、次にこの家に帰ってくるときには、私の右胸はなくなっているんだな……と思うと、なんとも言えない不思議な気持ちになりました。お風呂に入る前に洗面所で自分の身体を見て、本当にこれがなくなってしまうのか……と、しみじみ。  私はあまりスタイルが良いわけでもないし、ボディケアなどをしてこず、自分の身体にもあまり興味がありませんでした。でも、いざおっぱいがなくなるとなると、もっと大事にしてあげればよかったのかなぁと反省の気持ちも湧きあがってきました。

息子と一緒にお風呂に入って、しんみり…

「明日から入院だから」と小3の息子も一緒にお風呂に入りました。  完全母乳で育てて、おっぱいが大好きだった息子に「もうたくさんおっぱいも出したし、病気になっちゃったから、取ってくるね。おっぱいが一個のかっこいい母ちゃんになって帰ってくるよ」と伝えました。  すると息子は「おっぱい全部じゃなくて、悪いところだけ取れないのかなぁ?」と寂しそうに言います。  そう言われると私もなんだか寂しくなって、「悪いところだけ取って済めばよいんだけど、また病気になるといけないから、全部取るんだって」と伝えながら、親子でしんみり。  少しの沈黙の後、息子はちょっと涙ぐみながら「でも、左のおっぱいがあるから大丈夫だね!」と半ば無理やり笑うのです。  繊細なところがある息子ですが、いざというときには現状を受け入れて自分でしっかり納得ができる子に成長しているなと嬉しくなりつつ、そんな息子を見て思わず泣けてきました。
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「じゃあ、裸で記念写真撮ってよ!」
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