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松本穂香が出会った「不快だけど、目が離せない“異色の傑作映画”」

残酷で痛烈で爽快で美しい傑作

悪い子バビー ここまで物語の最初と最後がまったく違う作品に感じられる映画に、私は初めて出会いました。  残酷で痛烈で爽快で美しい。どんな言葉を使ってもこの作品の魅力を表現できてしまう気がします。  人間が生まれつき持っているものってなんなんだろう? 憎しみの感情? 優しさは人から与えられて初めて自分の中に芽生えるもの? バビーを通して、人間の持つ本能みたいなものを初めて真剣に考えました。  好きとか嫌いとかではなく、一度観たら忘れられない。これこそ傑作なのかもしれません。『悪い子バビー』、ぜひ映画館でお楽しみください! ●『悪い子バビー』 配給/コピアポア・フィルム 新宿武蔵野館ほか全国順次上映中 ©1993 [AFFC/Bubby Productions/Fandango] 【他の記事を読む】⇒「松本穂香の銀幕ロンリーガール」の一覧はこちら <文/松本穂香>
松本穂香
1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2015年『風に立つライオン』で長編映画デビュー。2017年連続テレビ小説『ひよっこ』に出演して注目を集め、2018年にはTBS日曜劇場『この世界の片隅に』で主演に抜擢。2023年、映画『“それ”がいる森』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。2024年10月期月9ドラマ『嘘解きレトリック』では鈴鹿央士とともにW主演を務めた
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