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年商150億円を達成の女性経営者は、大きなトラブルにどう対処する?意識する3つの考え方

岐阜県に本社を構える美容機器メーカー「A. GLOBAL」。その代表を務め、年商150億円の売り上げを達成している金松月(きん しょうげつ)さん。金さんは当初、親会社の経理担当として入社していましたが、経理以外の仕事も手伝っているうちにその実力を買われ、現在の役職に就くことになります。 今日に至るまでに、さまざまなトラブルにも直面し、対応してきた金さん。今回は、大きなトラブルに見舞われた時の対処法について伺いました。 【インタビュー第13回】⇒年商150億円の女性経営者が「仕事と子育ての両立」のために意識した4つのこと

①理性を保って目的を明確に

仕事

写真はイメージ(以下同じ)

――今までに仕事やプライベートで、色々なトラブルもあったと思うのですが、大きなトラブルに直面した時、金さんはどんなことを意識するのでしょうか? 金さん(以下、金)「感情的になるとたいへんなので、シンプルに考え、理性を保つようにします。 トラブルというのは、目的や目標を持って行動を起こして、その過程で起こる問題です。自分が何のためにやっているのか、冷静になって目的をはっきりさせれば、解決策も見えてくるはずです」 ――何かしらアクションを起こすのならトラブルは付きもの…ということですね。 「はい。トラブルは一生起きるものです。小さいものや大きいもの、違いはあっても毎日何かしら起きます。すべては、目的に向かって行動している中での“過程”なのです。トラブルはある意味、ラッキーでもあります。その時の向き合い方によっては未来が変わるのですから。 それに、“トラブル”の捉え方はその人次第なのです。ある人にとっては『順風』なことでも、ある人によっては『トラブル』だったりします。どう捉えるかです」

②自分が見ていることがすべてじゃない

――トラブルが起きた時に、冷静になるのはなかなか難しい場合もありますが…金さんはどうしていますか? 「“自分が見ていることがすべてじゃない”と考えるのが大切だと思っています。トラブルは、考え方の違いだったりもするものです。自分が見ていることや知っている世界がすべてではありません。 ですから、色々な視点で見聞きすることが必要です。そのように範囲を広くして考えようとすると、自ずと理性が出てきますよね」
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覚悟を持つ
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