「『推し活』ってものすごく平和な楽しみ方だと思います。最初はいい歳こいたオバサンが若い男の子にうつつを抜かして恥ずかしい気持ちもありましたが、もうそんなことはどうでもいい(笑)。
生きてると理不尽なことがたくさんありますが、
彼らのハイレベルなダンスや歌を見ているだけで、わたしも頑張ろうって思えます。そして彼らの歌に共感して、心が癒されるんですよね」
コロナ禍では世界中のアーティストがコンサートやイベントの中止を余儀なくされ、思うように活動ができない苦しい状況下でした。そんな気持ちをBTSは「Life Goes On」という曲の歌詞に乗せて歌っているそうです。
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~Life Goes On~
ある日世界が止まった/なんの予告ひとつもなく
春は待つことを知らなくて/平然とやってきたんだ
足跡が消えた街/ここに躓いている僕
ひとり進んでいく時間が/ごめんねも言わず
すごく苦しい/世界が送り付けた風邪
この音楽にのせて君に届けるよ
人々は言う/世界が大きく変わったと
幸い僕たちの絆は/今もなお変わらないまま
※出典:BTS LYRICS INSIDE(JAPAN EDITION)(HYBE公式歌詞本より)
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「自分だけでなく彼らも同じように苦しんでいて、それを繊細な歌詞とメロディーに乗せて発信してくれている。わたしもわたしなりに頑張ろうと思えます」と和田さんは熱く語ってくれました。

コロナ流行下での制限もかなり落ち着いてきた現在、和田さんが推すBTSは活動休止になってしまってはいますが、一緒に沼落ちした娘と写真展示会に足を運んだり、別のK-POPアーティストのコンサートに行ったりと推し活を満喫しているようです。
「コロナ前も『推し活』が流行っているのは知っていましたが、他人事だと思っていました。でも先の見えなかったあの3年間で、息抜きを求めて推し活が流行ったのは必然だと思いました。
コロナ禍では、子どもの学校行事がつぶれたりと、いろいろと思うところがありましたが、
唯一良かったことがあるとすれば『推しとの出会い』ですね(笑)」
あの3年間で、映画や演劇、美術などエンターテインメント業界も大打撃を受けました。でも和田さんの話を聞いて改めて、やはり
人間には癒しや楽しみなど何かしらの「エンターテインメント」が必要であり、それが生きる希望になっているのだと感じますね。
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<取材・文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。
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@yukaikayukako
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