「育児デマ」で批判殺到の絵本作家・のぶみ。それでも熱烈支持する地元ママ勢から“敵認定”された女性の後悔
「のぶみ氏が文春砲をくらったとき(※1)も、地元の“のぶみ軍団”結束がより深まったのを覚えています。ただ、氏が発信する情報を、すべての人が鵜呑(うの)みにしているわけではありません。具体的には、母親の自己犠牲を美化するような歌詞や、Instagramや音声SNSのclubhouseで“育児デマ”と言われても仕方がないような情報のことです」
(※1 文春オンライン2021年7月公開記事『「オリパラ文化プログラム参加辞退の絵本作家のぶみ氏(43)に“いじめ問題”を直撃!「本当に腐った牛乳を先生に?」《終わらない炎上聖火リレー》全部聞いた!/《相手女性が告発》絵本作家・のぶみ氏が“復興ボランティア不倫”「NHKの仕事の後はきまって私の家にきました」』)
それなのになぜ、支持されているのか? 冒頭でも触れたが、中心人物である指導者O先生が地域の実力者だからだ。
「『あの立派な先生が、信頼している作家なのよ?』みたいなノリですね。なかには、絵本をちゃんと読んだことない人もいるんじゃないですかね。だからこそ、のぶみ氏の作品や発信も知らない支援者が、芋づる式に増えていくのでは」
文春砲が出たときは、地元のママ勢がよく集まるオーガニックカフェでこんな会話が飛び交い、みんなで先生を励まそうと盛り上がっていたそう。
「O先生が記事にショックを受けていてお気の毒」
「あんなゴシップ記事やネットの噂を、額面どおりに受け取るほうがどうかしているよね」
「私たちは真実を知っている」
「本が売れているから嫉妬されている」
陰謀論でもカルト的な集団でも、批判されるとかえって内部の結束が固くなるというのはあるあるだが、文春砲もそうした働きにひと役買っていたようだ。
「そのとき私はのぶみ氏について特に何もコメントしなかったのに、積極的に擁護もしなかったからでしょうか。それとも、こいつは違うという雰囲気が出ていたんですかね? なぜか関係者数人からSNSでブロックされました」
晴子さんの地元には、のぶみ氏の絵本があふれている。「ママおば」を子どもに読ませたくない、と思っていても、どこかしらで触れてしまう。マルシェでは、のぶみ氏の作品のキャラをモチーフにしたグッズが売られていることもある。
「すごく身近にあるものなんで、まるでメジャーなキャラものみたい。子どもたちが親しみを覚えてしまわないといいのですが」
(※1 文春オンライン2021年7月公開記事『「オリパラ文化プログラム参加辞退の絵本作家のぶみ氏(43)に“いじめ問題”を直撃!「本当に腐った牛乳を先生に?」《終わらない炎上聖火リレー》全部聞いた!/《相手女性が告発》絵本作家・のぶみ氏が“復興ボランティア不倫”「NHKの仕事の後はきまって私の家にきました」』)
有力者の価値観が絶対
「敵認定」でSNSブロック
晴子さんの地元には、のぶみ氏の絵本があふれている。「ママおば」を子どもに読ませたくない、と思っていても、どこかしらで触れてしまう。マルシェでは、のぶみ氏の作品のキャラをモチーフにしたグッズが売られていることもある。
「すごく身近にあるものなんで、まるでメジャーなキャラものみたい。子どもたちが親しみを覚えてしまわないといいのですが」
自分が身内が友人が沼ったご体験談を募集中です。当連載における沼とは、科学的根拠のない健康法やマルチ商法、過激なフェムケアや自然派思想など、主に健康問題に関わるものにハマることを示します。「女子SPA!」のお問い合わせフォームより、題名に「沼の話」と入れて、ぜひお気軽にご連絡ください(お返事に時間を頂戴する場合もあります)。


