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80歳・娘の死を乗り越え夫と障がいを持つ息子と3人暮らし。毎日を笑顔で豊かにする健康法

今あるもので、どれだけ幸福にできるか

料理ももっぱら時短が基本。一汁一菜を取り入れたありふれた献立も、選び抜かれた器が色を添えてくれます。 15分で用意できる久美子さん流「クイック料理」が並びますが、甘夏でマーマレードを作ったり、味噌を仕込んだり、ここでもおうち時間を満喫しているのです。 私達はつい、幸福は遠くにあると信じてしまいます。背伸びをしたり、上を眺めたりして、足元や手元の幸福になかなか気づけないのです。衣食住という、生きていくのにもっとも大切なことを、できるだけていねいにこなしたい。 今あるもので、どれだけ自分を幸福にできるのでしょうか。そんな思いも、おもてなしの心のひとつに違いありません。

健康あってこその人生

多良さん3病は気から。昔からの言い伝えですが、久美子さん流の格言は「元気は気持ちが先」。誰にも頼れないから、自分がしっかりしなければと元気が出るのだそうです。 そんな久美子さんの健康法は、ずばり「家事」。運動をしない代わりに家事をジムのトレーニングに見立てているのだとか。窓拭き、草取りなど、確かに全身を使ってやる家事ってけっこうありますよね。 食事に関しては、「海の物と山の物、肉と魚を交互に摂る」という風に、バランスよくいただいています。 味噌や納豆やヨーグルトといった、発酵食品は手作り。さらに塩麴、醤油麹、玉ねぎ麹もYouTubeを参考に作りはじめました。ここにもおうち時間の至福がありました。
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眠る前に明日のやりたいことを考える
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