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80歳・娘の死を乗り越え夫と障がいを持つ息子と3人暮らし。毎日を笑顔で豊かにする健康法

「明日の用事」が前向きな心をはぐくむ

多良さん4眠りをつく前に、何を考えますか。「今日も1日疲れた」「今日も1日がんばった」という具合に、心の中で今日の反省や感謝をつぶやく人は多いでしょう。 久美子さんは、今日のついでに明日のお願いを付け加えます。「明日は〇〇がしたいので、明日もどうぞ元気にしてください」というふうに。 明日やりたいことが、仕事や家事でなくてもいいのです。誰かのためでなくてもいい。 自分のために「本が読みたい」「カフェに行きたい」「野良猫に会いたい」など、些細なことでもいいのです。明日の心身の元気を神様に予約する、そんな心持ちがやがて人生を彩っていく。 本書を読むと、人生はたった今からでも色味を増やすことができる、そう実感します。巻末には姉妹対談のおまけつき。あなたも久美子さんから楽しみの極意をおしえてもらいませんか。 <文/森美樹>
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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