ソロキャンも流行りつつありますが、女子ひとりというのは、ちょっとハードルが高い。でもたまには自然や動物にふれてみたい。こんな人におすすめなのが乗馬体験です。 　本書で紹介しているのは、全国各地に拠点を持つ「乗馬クラブクレイン」。こちらにはおひとり様プランがあり、ブーツやヘルメットがレンタルでき、レッスン料とレンタル代を合わせても3000円程度。体験時間は30分なので、気軽に申し込みができそうですよね。 　実は私も乗馬経験者。馬は何度も見ていますが、見るのと実際に乗ってみるのとは、当然ながら大違い。本書にもあるように「馬にまたがると、思った以上に視線が高くてびっくり」。初心者のための馬はおとなしい性質で、歩ものんびりですが、けっこう上下にゆれて、振動も伝わってくるのです。 　体勢を整えるために自然と背筋が伸びるので、ただ乗っているだけでもかなり体幹が鍛えられます。 　慣れてきたら少し馬にさわらせてもらったり、話しかけたり。馬の毛並みはビロードのようで気持ちがいいですし、乗せてくれた馬に対しても愛情がわいてくるのです。 　アニマルセラピーという言葉があるように、動物とのふれあいは、私達の心を豊かにしてくれるのでしょう。身近で体験できる非日常。緑に囲まれた地で、おいしい空気を吸えるのも魅力です。 　テレビドラマや映画を見ていて、「このシーンって実際はどうなっているのかな」と好奇心がうずくことありませんか。 　その筆頭が「裁判傍聴」。テレビドラマや映画ではおなじみですが、通常はなかなか潜入できない、とあきらめている人も多いはず。ところが「無料で誰でも傍聴することができ、事前申し込みは不要」。しかも「平日は通常毎日裁判が行われているため、思い立った日に行ける」と言います。 　本書によると、初心者には「刑事事件の新件（その日から裁判が始まるもの）がオススメ」なのだとか。なぜなら、「初公判となるため、事件の全体像や大まかな裁判の流れが把握できる」から。 　傍聴席に着くと、手錠・腰縄をした被告人が法廷に入ってきて、裁判が繰り広げられます。まさにテレビドラマや映画さながらですが、これは紛（まご）うことなき現実です。裁判官の問いかけを我が事のように傾聴したり、自分の人生を振り返るいい機会になるかもしれません。