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42歳で発覚した乳がんがきっかけで夫がブチギレる事態に…。あまりにツラくて助けを求めたのは

内見後に夫がまさかの大激怒!

説教をする夫 内見を案内してくれた不動産屋さんはたまたま同じくらいの男の子を持つ女性で、家事の動線や部屋の使いやすさで思わず盛り上がってしまいました。しかし、その盛り上がりが夫を激怒させることになってしまったのです。 「見るだけ」のはずが、あまりの盛り上がりぶりに、話を進行せざるを得なくなってしまったと感じた夫。わたしは計算など何もなかったのですが、意図的に夫を引き下がれないように追い込んだと思われてしまったようです。  家に帰ると夫は「話が違う!」と大激怒。今は病気の治療に専念すべきなのに、引っ越しなんて狂気の沙汰だと。見るだけのはずが、わたしが舞い上がってしまい、もう成約したかのように盛り上がっているのに「やっぱりやめます」と言えないじゃないかと怒鳴られました。  わたしが久しぶりにウキウキした気分になってしまったことで、夫を怒らせたのかと一瞬で落ち込んでしまいました。そりゃあ夢が叶ったら嬉しいけれど、経済力がないわたしは、それ以上の決済権はありません。  計算高く進めたつもりは毛頭ないけれど、今までずっと少しずつ積もっていた不快感やモヤモヤ、ストレスなどがあったことを伝え、だからできればタイミングがおかしいと思われても今日見たところに引っ越したいと訴えました。けれど夫は「もうお前には付き合っていられない!」と一言。わたしはとんでもないことをしてしまったのかと落ち込みました。

激怒しながら引っ越しの手配を進める夫。罪悪感でつらい…

 確かにそうかもしれません。病気の原因だって、ストレスかもしれないと思っているのはわたしだけ。いままでのモヤモヤの積み重ねも、わたしだけの問題で、なかなか理解してもらうのは難しいと分かっていました。  ですがもう、息の詰まる環境で生活するにも限界を感じていました。以前何度か引っ越しの話題があがったこともあり、どうしてもこのタイミングで住む家を変えたいと懇願しました。  夫は鬼の形相で「病気をカタに、引っ越しをしたいだなんてズルイ。こんなに自分勝手なやつは見たことがない」と完全にわたしに背を向けてしまいました。  その話が進展するかは夫次第。自分はひどいことをしているのかもしれないという罪悪感と、どうしても移りたいという気持ちのはざまにいました。ですが夫自身も今の部屋が手狭に感じていたこともあるのか、なぜか不動産屋さんと引っ越しの話が進んでいきました。  そんなに怒るなら却下してくれたらいいのにと思いつつも、夫は怒りながらも引き下がることなく不動産屋さんと交渉を進めます。なんだか怖くなって夫に本当にこれで良いのか尋ねようとしましたが「仕方ないだろ!」と一喝され、何が起こっているのか分からない状態。  夫が何を考えていたのかいまだにわかりませんが、そうこうするうちに成約。なんと引っ越しが決まってしまいました。夫は機嫌が悪いまま引っ越しの手配をします。自分がとてもいけないことをしてしまったような気がして、自分の希望が通ったのにとてつもなく憂鬱な気分に襲われることが増えました。
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心の不調があまりにつらく、精神腫瘍科へ
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