大輔さんが他の女性と関係を持ったことは腹立たしいですが、その女性からは全く相手にされていなかったことが伝わってきたので、金輪際その女性と一切連絡を取らないことを約束し、
今回は許すことで話がまとまりました。

「そして『そんなよく知らない女にあげるお金があるなら私がもらいます』ということになり、
これから半年間大輔のお小遣いの半分は私がもらう約束をしたんです」
大輔さんは落ち込んでいる様子でしたが「あなたには落ち込む資格がある? ない?」との静香さんからの問いに「ない……です」と唇をかみしめていたそう。
「それからそのお金で、恭子とリアル脱出ゲームに行くことにハマっています。大輔には言えませんが、あの日の尾行や見張りからのターゲット確保までの高揚感が忘れられず……ゲームでの擬似体験を楽しんでいます。
恭子と力を合わせて目的を果たすのが最高なんですよね」
「あ、ですがもう浮気騒動はこりごりですけどね」と苦笑いする静香さんなのでした。
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<文&イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
@skippop