我が子のお小遣いを「預かる」と強奪して泣かせた夫。その言い分にさらにドン引き
子どもが貰ったお小遣いをねだる夫
そんな夫のケチっぷりに心底、嫌気がさしたのは靖子さんの実家に家族で帰省した時のこと。靖子さんのお母さんは久しぶりに孫と会えたことを喜び、子どもたちにお小遣いをくれました。
ポチ袋の中には、小さく折りたたまれた3000円が。それを見た勝悟さんは「なくさないようにパパが預かっておいてあげる」と子どもたちのお小遣いを強奪。子どもたちが「自分の財布に入れたい」と言っても、聞き入れませんでした。
「押し問答の末、子どもたちは泣いてしまいました。なんで、子どもを泣かせてまでも自分の思い通りにしたいのかなと呆れました」
結局、お小遣いは「ママになら預けてもいい」という子どもたちの想いを尊重し、靖子さんが一旦、預かることに。すると、その日の夜、勝悟さんは信じられない言葉を口にしました。なんと、子どもたちがいない隙を見計らって、靖子さんに「あのお小遣い、俺にちょうだい」と言ってきたのです。
夫のがめつさに辟易し……
なぜ、あなたにあげなければならないのか。靖子さんがそう尋ねると、勝悟さんは「修学旅行の時、息子に時計代として2000円使ったし、この前、お菓子も買ってあげた。全部合わせると、6000円くらいになってるはず」と、訳の分からない理由を並べ立ててきました。
この人は私のお金を当てにするだけじゃなくて、子どもがもらったお小遣いまで、自分のものにしようとするのか……。驚いた靖子さんは「だったら、私はこれまでに日用品の購入や食費で、あなた以上に子どものためにお金を払ってるよ」と反抗。それを聞いた勝悟さんは不満そうな顔をし、「じゃあ、いいよ」とその場を去っていきました。
「このやりとりもあって、帰りの車内はお通夜みたいに静かで……。夫がこんなにも、がめつい人だとは思わなかったので、これからも子どものお金は注意しながら管理しないといけないなと思いました」
もはや夫は一緒に子育てを頑張る相手ではなく、子どものお金を狙う泥棒みたい。そう話す靖子さんは正社員の仕事を見つけてから、夫に離婚を切り出そうか悩み中。自身もお子さんも、安心できるような生活を早く手に入れてほしいものです。
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<取材・文/古川諭香>古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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