そして自転車に乗り家路を急ぐと、その日は風が強く、定期的にスカートがフワッと舞い上がってしまいかなり焦ったそう。
「風でパンチラしてしまうのも相当嫌ですが、なんでノーパンの日に限って? と思わず舌打ちしてしまいました。両手はハンドルを握っているし、片手でスカートを押さえながら運転するとフラフラして危ないし、どうすればいいの? という感じでしたね」

そんな眞子さんはノーパンで心細いからか、すれ違う人みんなが自分のスカートを見ているような被害妄想に襲われました。
「とにかく不安ではやく家に着きたい! と思い、風が弱まった瞬間にスピードを上げたら、
今度は自転車のチェーンにスカートが巻き込まれてしまったんです」
急停車して転倒しそうになってしまい、なんとか持ちこたえたもののヒヤッとした眞子さん。「もしこのままノーパン丸出しで激しく転んでいたら……」と想像して震えたそう。
「しかもチェーンからスカートを外そうと引っ張ったらかなり破れてしまい、機械油で黒くベトベトに汚れて、悲しくなりました。このスカートはお気に入りで、まだ2回しかはいてないのに」
ただでさえノーパンで心もとないのに、さらにスカートが破れ足があらわになってしまった眞子さんは「もしかして呪われている? それとも何かの罰ゲーム?」と自分のついていなさを何かのせいにしたくて仕方がない気持ちになりました。
「なるべくスカートの破れた部分が後ろになるようにして、また巻き込まれないように気をつけつつ、強風が吹くと止まり、スカートを押さえながら走っていると……
横断歩道の向かいに見覚えのある男性がいて、私に会釈してきたんですよ」
その男性は、よく眞子さんがコーヒー豆を買いに行っているコーヒー豆専門店を1人で切り盛りをしているオーナーの斉藤さん(仮名・30代後半)でした。
「斉藤さんは一重で塩顔のイケメンでずっとかっこいいなと思っていたけど、個人的な会話は全くしたことがなくて……。それにしても何でこんなノーパンでスカートがボロボロのタイミングでうっかり出会っちゃうの? もっと万全の時だったら嬉しかったのにという感じでした」