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「パンツ忘れた!」プール帰り30歳女性の大ピンチ。最悪のタイミングで“憧れの彼”が登場して…

「偶然ですね」親しげに話しかけられたけど

近づいてきた斉藤さんは笑顔で「偶然ですね、実は僕あそこのマンションに住んでいるんですよ」などとフレンドリーに話しかけてきてくれましたが、眞子さんはとてもじゃないけど落ち着いて話を聞ける余裕がなかったそう。 「ノーパンだと人ってこんなに自分に自信が持てなくなるんだなと思いました。そしてまた強風が吹いてきてスカートがまくり上がりはじめ、怖くなった私はつい話を切り上げて、逃げるように自転車を漕いで自宅に駆け込み、まっすぐクローゼットに向かいました」 そしてやっとショーツがはけた安心感は、なにものにも変えがたいものでした。 「それ以来、斉藤さんの店にコーヒー豆を買いに行っても、あの日みたいに個人的な話をしてくれる気配はまるでなくて……。私の挙動不審な振る舞いにきっとドン引きしちゃったんでしょうね」とため息をつく眞子さんなのでした。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文・イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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