目の前のことに全力で臨むからこそ、進むべき道が見えてくる

※写真はイメージです
――視点をずらしながらさまざまな挑戦をしてきたからこそ、今の菅野さんがあるんですね。今後も挑戦してみたいことはありますか?
菅野:今は、書籍にすべてを注いだ余韻とともに『Crayme,』の次のシーズンを制作していて、その先のことはまだ考えていません。
私っていつもそうで、今に過集中しちゃうんです。遠い未来を想像しないまま、目の前にあることに全ての力を注いで燃え尽きるので、自分のことながらちょっと心配(笑)
でも、そうして今を生きていると、進むべき道が見えてくる。見えてきた道にはすぐに飛び込んで、また新たな世界が広がっていくイメージです。
本当にこの書籍には感情を燃やし尽くしてきたので、まずはこの本を届くべきところに届けたいですね。
――やってみたいことにすぐに飛び込んでいるからこそ、ですね。
菅野:あ、でも1つだけ。これまで自分の世界観だけでやってきた『Crayme,』を、チームにしていきたいです。企画やデザインなど、新しい人のアイディアを取り入れていきたいなって。
『Crayme,』については本にも触れているのですが、私の純粋の象徴なんです。
コミュニケーションがあまり得意ではないからこそ、服を作って誰かに届けることが、私にとって世界との最大のコミュニケーション。『Crayme,』がなかったら、もっと狭い世界にいたと思います。
これまではひとりでやってきたけど、一緒におもしろくやっていける人がいたら嬉しいし、きっと世界が何倍にも広がると思います。素敵な出会いに、いまからワクワクしています。SNSや公式サイトに募集詳細を載せているので、我こそはという方はぜひ!(笑)
<撮影/山田耕司 取材・文/比嘉桃子>
菅野結以
雑誌『LARME』『PECHE』などで活躍するモデル兼クリエイター。10代の頃から『Popteen』専属モデルを務め、 「白ギャル」の文化を生み出しカリスマモデルと称される。アパレルブランド「Crayme,」のクリエイティヴディレクターおよびデザイナーを務めているほか、各企業とのコラボやプロデュースアイテム多数。 独自の世界観と美意識が絶大な支持を集めている。TOKYO FM『 RADIO DRAGON -NEXT-』 ではパーソナリティを務める。 またサウナ好きが高じて熱波師資格を取得し、イベントやメディアで活躍中。 SNSの総フォロワー数は約100万人に及ぶ