まず、スーパーでピザを購入する条件にそろえて持ち帰りスタイルにしてみると、直径約23センチのSサイズピザが790円から楽しめることに気がついたのです。びっくりするほどの価格差ではないと感じる人もいることでしょう。 　また公平に考えてみると、タイパが重視される現代ですから、わざわざ遠いスーパーまで1時間以上かけて車で行くコストについては考えさせられます。 　ピザを盛り上げるサイドメニューやシェイクのレベルも素晴らしく、これらを総合的に捉えれば、スーパーが提供してくれるピザの世界とは大きく異なっていることに気がつきます。 　購入したのは、ドミノの2024年ランキングでNo1メニューに選ばれた「クワトロ・2ハッピー」。自宅で箱を開いたとき、「わー、やっぱりすごい！」と声を上げてしまいました。生地も具材も豪華。スーパーとは別次元の本格感が漂います。 　スーパーとの大きな違いを感じたのは、店内で12時間以上発酵・熟成をして焼き上げられるピザ生地（ハンドトス）。小麦の風味、もちもちとした膨らみや焼き目のおいしさに、しみじみ感動してしまいました。 　オーケーのピザ生地が悪いわけではありません。食べ応えがあり、どこか懐かしい味わいで、ほっこり幸せを感じるからです。