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市原隼人『べらぼう』の検校、実は束縛キャラ?女児2人を両肩に乗せた姿に衝撃!鍛えた筋肉の強靭さが物語るものとは

ナイーブな少年、やんちゃな少年期を経て…

「ボックス! プレミアム・エディション」ハピネット メディアマーケティング

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『ボックス!』の現場も取材した。その頃の印象では、決して器用な俳優ではないが、感性が豊かそうだということ、とことん突き詰めることで大きな力を形成できる俳優というものだった。ナイーブな少年、やんちゃな少年期を経て、たくましさと包容力のある大人の俳優に成長したことが喜ばしい。 とりわけ、今回の鳥山検校は、先述したように、容易に清濁を切り分けて考えにくい存在である。人知れず苦労した末にたどりついた現在地(生業や真実を見抜く力)と、他者に対する複雑な感情などを内包した人物だ。これをきっかけに、有名な座頭市(時代劇の名作の主人公で一匹狼的な盲目の侠客)などを演じてみてほしいと期待をしてしまおう。 (C)大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」NHK総合 毎週日曜夜8時 <文/木俣冬>
木俣冬
フリーライター。ドラマ、映画、演劇などエンタメ作品に関するルポルタージュ、インタビュー、レビューなどを執筆。ノベライズも手がける。『ネットと朝ドラ』『みんなの朝ドラ』など著書多数、蜷川幸雄『身体的物語論』の企画構成など。Twitter:@kamitonami
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