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三角関係報道に「また永野芽郁か…」。もともと清純派じゃないキャラが生きる道とは

「また永野芽郁!?」という驚きがSNSにあふれています。9月10日の文春オンラインと、翌日発売の『週刊文春』が報じた、俳優・坂口健太郎(34)の“二股”。坂口が恋人と同棲しながら、女優・永野芽郁(25)とも「親密な関係」にあった、という報道でした。
坂口健太郎と永野芽郁

2020年の永野芽郁Instagramより、坂口健太郎と(@mei_nagano0924official)

 ご存知のとおり、永野芽郁は既婚者・田中圭(41)とのラブラブ写真が流出し、この4月に文春砲をくらったばかり。ドラマやCMを降板した彼女の地上波復帰は、今回の件で、また少し遠のくかもしれません。と同時に、超人気男優たちを遍歴する彼女を、「ただ者じゃない」と面白がる声も。  ドラマや演劇の批評で知られる木俣冬さんは、もともと清純派なんかではない永野芽郁に、「やんちゃ派として活躍してほしい」といいます(以下、木俣冬さんの寄稿)。  

このまま地上波から姿を消すのは惜しい

   最初は毒の効いたプロモーションなのかと疑っていた。流出した写真が、あまりにある意味絵になり過ぎていて、ディレクションされたものなのかと思ったのだ。ところが、大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK、2026年)降板と聞いてガチだったのかと驚いた。ディレクションはディレクションでもセルフであったのかと。  流出した写真は本当にその瞬間を楽しみ、熱に浮かれている感じに満ちていた。その瞬間、どんな表情をしたら最適解か熟知しているのを感じるものだった。お相手の俳優もそうで、演技巧者同士はプライベートでもこれほど全力で表現力を発揮するのだなと感心した。  だからこそこのまま地上波から姿を消すのは惜しい。おそらく、ほとぼりが冷めた頃には、一部で呼ばれる「清純派」の枷(かせ)を外して、もっと幅広い役で視聴者を楽しませてくれるだろうと気楽にとらえている人たちもいたわけだが、最近、再び、別の人との関係が記事になっていてびっくり。なんてやんちゃなのか。  こうなると、役が違う方向に限定されすぎる気がしてくる。それはそれでどうなのか。

金髪でハーレーに乗る姿も

 一大スキャンダルが出る前から、永野芽郁は、ハーレーに乗っているとか、ひとり旅でニューヨークに行き、そこからカナダにナイアガラの滝を見に行ったとか頼もしい面を語っていた。その素顔は、抱きしめたら壊れてしまいそうな陶器のお人形のような女の子というイメージでは決してないのだと思わせていた。

愛車ハーレーと(2023年永野芽郁Instagramより @mei_nagano0924official)

 俳優はひとつのイメージが付きすぎるとなかなかそこから転換を図れなくなることがある。善人しかり悪人しかり。イメージと違う役をやるとがっかりされてしまう。せっかくついたファンを逃さないためには当たり役のイメージを大事にしないとならない。  固定イメージでCMの仕事を得ていると、ますます好感度が大切になる。おおむね透明感や善人感をキープしないといけない。清純派という彼女への先入観もここに起因しているのだろう。髪の色やスタイルなんかもオーソドックスなものをキープし続けないとならないらしい。  こうして実際の本人の嗜好とはまるで違う公的なキャラを演じ続けることになる。大変なお仕事だなあと思う。
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朝ドラでの、とんでもない暴れん坊ぶり
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