しかし、「いや待てよ。外を歩くときは抵抗があっても、同じ場所に長時間とどまるような場面なら使えるのでは?」
そう考えて、まず試してみたのが車の助手席での着用です。炎天下の車内では、サンシェードだけでは日差しを完全に防げません。走行中、車が方向を変えるたびに日光の角度も変わります。そんなときこそ、自分自身がすっぽり包まれてしまえば、万全な日焼け対策になるのでは?と思ったのです。

車の助手席にフルジップで乗ってみると、やっぱり怪しげ
晴れた日にさっそく「エックスシェルター暑熱フーディー」を着て助手席へ。フルジップしても、顔部分はメッシュ素材になっていて、かろうじて外の景色は見えます。そして何より、生地がとても軽い。着ていても負担がほとんどありません。

フードメッシュ部分の内側から見える景色
袖も長めで、手の甲までしっかりカバー。これも嬉しいポイントです。
ただし、黒子のような見た目に、運転席の夫が一言。「その格好、ちょっと怪しすぎない?」――たしかに自分でもそう思いました(笑)。

ファスナーを少し開けて、サングラスを合わせた。これはこれで不審者?
そこでファスナーを少し開けて、サングラスを合わせるスタイルにチェンジ。これでかなり落ち着きました。

エックスシェルター暑熱フーディーのフード(写真黒色)に一般的なパーカーのフード(写真赤色)を重ねてみると大きさの違いが明らか
フードは一般的なパーカーよりも大きめ。顔の前までしっかり張り出して、帽子のつばのように日差しを遮ってくれます。横から差し込む光もブロックできるため、日焼けしやすい頬骨まわりも安心。生地自体にハリはないものの、ファスナーが針金のように形を保ってくれるのも工夫が感じられます。
サンシェードよりも確実にUV対策ができるので、長時間のドライブには欠かせない存在になりそうです。