「最近観た映画が『スラムダンク』は冷める…」34歳女性のカン違い婚活。“男の趣味”を見下し続けた結果
こんにちは。これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
マッチングアプリなど出会うためのサービスは増えましたが、そうした条件が先行するツールでの出会い方ゆえに相手の品定めが厳しくなってしまう人たちがいます。以前相談にきた佳代子さん(仮名・34歳/ロジスティック企業勤務)もそんな一人でした。
佳代子さんはマッチングアプリを使い婚活中でしたが、誰と会っても好きにならないそうです。このままではアラフォーになりそうと思って相談にやってきました。
先日もSEの男性とデートしたそうです。その男性のプロフィールには、「趣味は映画とゲーム」だと書いてありました。
「私はゲームをしないので映画のことを聞いてみたんです。最近観た映画を聞いたら、2022年の『スラムダンク』(『THE FIRST SLAM DUNK』)だったんですよね。また“このパターン”かと思って興味がなくなってしまって」
「“このパターン”って?」
「趣味はカフェ巡りって書いてあるのに、聞いてみたら行くのがドトールコーヒーとスタバ程度とか。嘘をついているってほどじゃないけれど、盛りすぎで冷めるんです」
よくあることだと思います。この程度で冷めていたら誰も残らないでしょう。
他にも、これまで冷めてしまったケースを教えてもらいました。
身長は163cmの佳代子さんは、デートをする際、相手の身長を見てヒールの高さを決めるそうです。
「相手が170cmと書いてあったからヒールの靴を履いていったのに、会ったら自分より目線の位置が低い男性だったので冷めました。身長で嘘をつくってことは他にも嘘をつくかもしれないし、身長を盛る人は絶対にありえない。経験上、身長が160cm台の人の方が盛っていることが多いので、170cm以下の人は会わないようにしてます」
「身長を盛るのを肯定はしないけど、よくあることですよ」
アパレル関係の仕事をしている方から話を聞いたことがあるのですが、男性は買い物の際、身長も靴のサイズも大きめに申告することが多いのだとか。だから売る側は「こちらは少しゆったりした作りなので、念のため下のサイズもお持ちしますね」などと伝えて、サイズに合った服を買ってもらうよう誘導するのだそうです。

写真はイメージです(以下同)
最近観た映画が『スラムダンク』なんて許せない

「身長170cm以下」の人とは会わない理由
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