街でよく見る「フリフリの女の子たち」は何者? ゴスロリともモテ服とも違う“令和の量産型”とは
みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。ファッションは個性を象徴するものであると同時に、人と同じだと安心するという集団意識を高める要素も持ち合わせています。なかでも興味深いのは、“量産型ファッション”に身を包んだ20代の女性たち。
誰に決められたわけでもないのに、まるで口裏を合わせたかのように似たような服を着ている若者はいつの時代にも存在していますよね。そこで今回のテーマは「平成の量産型女子」vs「令和の量産型女子」。服装の変化と、若い女性のファッションニーズの変遷を辿っていきます。
そもそも、「量産型ファッション」ってなんなのでしょうか。これといって決まった定義がないだけに、なんとなく分かるようで分からないと感じる方も多いはず。量産型ファッション・量産型女子とはその名の通り、世の中で大量生産されている“今、流行りの服”に身を包んだ街中によくいる女性の総称です。
「逸脱した個性はなく、老若男女に受け入れられやすい清楚で女性らしいファッション」というのが大枠の定義として据えられています。これの代表例がいわゆる、女子アナ系ファッションですね。しかし、昨今では量産型ファッション=女子アナ系とも言いづらくなっており、とくに令和以降は時代の変化とともに量産型の傾向にも変化が見えてきているのです。
2010〜2020年前後の平成を代表する量産型女子というのは、大きく分けて2タイプあります。1つは、ガーリーなスタイルをベースとしたカジュアルコーデ。2012年前後の女子大生が好んで着用していたスタイルで、テーラードジャケットにミニ丈のスカート、デニムジャケットに花柄のスカート。おじ靴にフリルソックスといった着こなしがテンプレート化していました。
もう1つは先にもお伝えした女子アナ風コーデ。爽やかな白無地のブラウスにフレアスカート、パンプスに巻き髪スタイルでお嬢様のような風格を感じさせるキレイめフェミニンコーデが量産女子と呼ばれていました。この時期は、「モテ」「大人可愛い」「ガーリー」「森ガール」といった、キーワードがキャッチーだったのもあり、女性らしいフェミニンで甘め、可愛い系の服装が流行の中心でした。
誰に決められたわけでもないのに、まるで口裏を合わせたかのように似たような服を着ている若者はいつの時代にも存在していますよね。そこで今回のテーマは「平成の量産型女子」vs「令和の量産型女子」。服装の変化と、若い女性のファッションニーズの変遷を辿っていきます。
よく見る量産型ファッションって?
平成の「量産型女子」はガーリーorフェミニン
もう1つは先にもお伝えした女子アナ風コーデ。爽やかな白無地のブラウスにフレアスカート、パンプスに巻き髪スタイルでお嬢様のような風格を感じさせるキレイめフェミニンコーデが量産女子と呼ばれていました。この時期は、「モテ」「大人可愛い」「ガーリー」「森ガール」といった、キーワードがキャッチーだったのもあり、女性らしいフェミニンで甘め、可愛い系の服装が流行の中心でした。
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※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。
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