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街でよく見る「フリフリの女の子たち」は何者? ゴスロリともモテ服とも違う“令和の量産型”とは

令和の「量産型女子」は数パターン存在する

 2020年前後になると、多様性という言葉がより広く深く浸透していきます。その波はファッションにも大きく影響しており、量産型といっても解釈の違うコーデが数パターン存在しています。 令和の量産型女子 代表的なのは「地雷系」と類似している、フリルやリボン、ハーフツインテに、甘めなワンピースを合わせた着こなし。こちらは、どうやら実際の女子大生を中心とした20代の多くが取り入れているから“量産型”というわけではないようです。このスタイルの量産型の意味を細かく分解すると、量産型“オタク女子”という部類になるそう。いわゆるオタサーの姫のような若干垢抜けないコーデをあえて好んで取り入れている傾向にあります。

女子大生の韓国っぽファッションも

 もう1つの量産型は本来の言葉の意味の通り、現役女子大生がよく取り入れているファッションをしているコーデ。令和の量産型コーデは、配色のトーンは控えめだけどデザインにレースやシアーなど甘めな素材を取り入れたスポーツミックスや韓国系ブランドで構成された着こなしです。しかし、実際のところ「量産型」でキーワード検索をすると、ほとんどの場合は前述したオタサーの姫ルックが多く出てくるのに対し、後述の韓国っぽファッションは出てきません。  この事から2010年代で揶揄(やゆ)されていたような「周りと同じ服装を好む量産型」という意味はあまり為していないことがわかります。現在はあくまで「量産型ファッション」という一つのジャンルが確立された結果、それはオタサーの姫のような着こなしという印象が定着しているのかもしれません。
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「量産型」は変化し続ける
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